RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

肉屋のワイン食堂ラ・ブーシェリー・エ・ヴァン@浜松町:フレンチ

日本生命浜松町クレアタワー】の地下三階。
大江戸/浅草線の改札口の真ん前に位置する。

当日は数日前にWeb予約をしての訪問。
しかし20時近くになる頃にはかなりの大箱
八割がたの入りと大盛況。

客層も連れの人数も様々で、さんざめきの声が耳に痛いほど。


先ずは何時も通りビールを頼んで
飲みながらメニューを吟味する。


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お通しは《牛テールスープ》。
チャーム代399円に相当だろうか。

塩と出汁がしっかり効いた強めの味わい。
ほぐされた肉もちょっぴり入っている。


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《ニース風サラダ》

野菜の彩が美しいし種類も豊富。
天辺にはツナの塊がごろんと乗る。

アンチョビーとオリーブが入ったドレッシングも
ぴたりと合っている。


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《本日のハム 盛合せ》

どんぐりの様な香りがし、脂の融点が低いのだろう
放って置くとゆるゆると溶け出してしまう。

あせあせと、急いで食べないと。


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《鶏白レバーたっぷりの厚切りパテカン》

いや、この厚みが凄いです。4㎝はあるんじゃ?

味も上々だしお得感満載の一皿。


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《蛸とホワイトセロリのカルパッチョ

セロリは葉っぱもしっかり使われている。

蛸の口当たりは軟らか。

軽い甘みのドレッシングもまずまずの出来。


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《ベーコンとオニオン、フロマージュブランのタルトフランベ》

アルザスの郷土料理でピザの一種。
台は極薄で盛られている具材が凄い。

チーズの酸味と、ベーコンの旨味と鹹味、そして玉葱の甘味と
三味が上手く纏まっている。


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《かいのみステーキ200g》

グラム1,490円での提供。

脂が少なく軟らかな赤身。
やはり自分の年齢にはこの方向性が良いよね。

火の通り加減も上々。

塩がきつめに振られているので、
付け合わせのソースを使わずとも、そのままをぱくりとね。

表面がかりさくのクリスピーなのが更に良いね。


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デザートは《リンゴのタルトタタン》。

美しく形成されているけれど、
突き崩すとごろんとした大振りの林檎の塊が。

薫りが高く、甘みがしっかり染み、
苦みのカラメルソースとの相性もばっちり。


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ワインはハウスワインの位置付けの
《マルキ・ド・ボーラン・グルナッシュ・シラー・ロゼ》をボトルで。

色味も美しいし、辛さが強すぎない飲み口と
香りの良さが身上も、2,980円の値付けは市価の三倍ほどなので
あまり良心的ではないかも。


しかし全体のお代は〆て1.3万円と納得感のあるもの。

評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆★。


ではるものの味付けが全体的にしっかり目なので
後で相当に喉が渇いた。