RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

やまと@虎の門:鶏料理

ほほほぼ初対面の人と
テーブルに向かう仕儀になる。

自分的にはかなり珍しいことで
正直ちょっと緊張する。

もっともそれは
相手も同様かも(笑)


本店の選択は、その相手側。

たぶん、こんなことがなければ
知らなかっただろうし、行かなかったであろう類いの店。


店の場所は【三菱東京UFJ】の裏手。
外堀通り】と並行した細い路地。

しかし、この通り
随分と食べ物やさんが並んでいる。

こんな界隈もあるんだねぇ、と
知見が広がった思い。


店自体も随分と清新で
聞けば二ヶ月前にオープン仕立てとのこと。

店内は一・二階合わせてかなりの収容数。

19時前の入店時には閑散とした状況も、
20時を過ぎる頃にはほぼほぼ満席に。


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コースも幾つか用意されているようだけど、
さすがにこの暑さでは《鍋》はないよねぇ、
とは言うものの一番安いそれでは寂し過ぎる。

で、店の思惑通り「季節のお勧めコース」を
「飲み放題」も付けられたのかもしれないが
その場では失念していたし、店の人からの案内も無かった。

もっとも、相手の人がどの程度呑むかが判らないので
最初からそれはややリスキーかも。


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《前菜》

肉に葛粉を付けさっと湯通ししたものと
モヤシ・胡瓜が和えられ、胡麻油と出汁が掛っている。

量もそこそこあるし、油が嫌味にならない程度に効いており
さっぱりと美味しい。


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《枝豆のスープ》

季節らしい一品。
淡い翡翠色も美しい。

涼しい滑らかな口当たりも
底の方には繊維が溜っていたので
軽くかき混ぜるべきだったかな。


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前菜盛
笹身の山葵醤油和え》《胸肉の昆布〆刺し》
《ゴーヤのお浸し》《とうもろこし刺し》

ササミの山葵の効きはそれほどでもない。
一方、胸肉には昆布の旨味がしっかりと乗り移っている。

ゴーヤの出汁は薄味。素材の苦味がちょっと凄いかも。
玉蜀黍はもっともジューシーで甘いものを期待したんだが。


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《夏レタスとズッキーニのサラダとろろドレッシング》

ズッキーニは乾燥し、チップの様になっている。

とろろと一体化したドレシングが随分と旨い。


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手羽先のコンフィ》

あまりコンフィっぽくない一本。
でも身が軟らかく解れる。


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《せせり串》《首皮串》

串に身がみっしりと刺さっており食べでがある。
味付けは塩。

焼き加減も歯応えも、共に上々。


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《砂肝》

メニューには《ハツ》と書かれていたが・・・・。

一つ一つは小さいけど、
こりさくとした噛み応え。

塩の加減がイイね。


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《ささ身のビールフリッター》

衣にビールを入れて揚げる手法。
じゃあ苦味を感じるかと言えば、それはほぼ無い。

タルタルソースが滅法旨い。


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《鶏出し温麺》

〆はラーメンかと思ったら
なんと素麺。

旨味が詰まったスープとは
一体感が少しだけ遊離してるかも。


ビールとハイボールをそこそこ呑み
お代は〆て1.4万円、って
ちょっと高くね。

家に帰って再計算してみたら
どうやらオーダーはしたけど
供されなかった三品の料金が
きっちりと請求だけはされていたみたいで、
それがなければ1.2万円程度に納まったかも。

サーブのタイミングにバラつきがあったり、
コール後もなかなかオーダーを取りに来てくれなかったりと
それ以外にも残念な点は幾つか。

評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆。


ただ料理自体はね
悪くないのよ。