RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

燻製Dining OJIJI@大門:燻製料理

【GEMS大門】の七階。

思い立ったその日の昼下がりに予約の電話を入れ
あっさりと通ったので、空いているのかしらん、
曜日のせいかしら、と
訝っていたら、
19時前の入店では我々が一番の客だった以降は次々の来店、
食べ終わって出るころには七割がた埋まっている。

五十人は入れそうなスペースはカップルや
女性同士の集団ばかりでスモーキーな味は
女の人に好まれるんだろうか。


先ずは恒例に従いビールで喉を湿らせつつ
メニューと睨めっこ、直ぐに出てきそうなもの、または
肉については調理の時間などを確認し、オーダーを決めて行く。


最初にパンがサーブされる。

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肌理が細かく、麦の味がしっかりしたもの。

同時に、燻製バターと燻製オリーブオイル。

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バターの方は香りが良く移っている。
オリーブオイルは塩分が加味され、こちらも随分と美味しい。


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《燻製ポテトサラダ》

燻されているのはたっぷりと振り掛けられた
パルミジャーノ

じゃが芋はごろごろ、玉子もごろごろ。
特に後者の量が多いのは嬉しい。


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《スモークサーモン》

やはり王道の一皿は頼まないと。

一切れ毎にケッパーが添えられ
丁寧な盛り付け。

しかし、他店で食べるのと際立った違いは感じられず。


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《鶏モモ肉のタタキと燻製梅肉

鶏は表面がさっと炙られ、中は半生状態。

梅肉は合わせものだけど、酸味と塩分が強く
燻製の効果がイマイチ判らない。

美味しいには違いはないんだが。


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《燻製のホタテ パセリバターソースで》

盛り付けが随分と美しい。

燻製にされたとはいっても
帆立は生の状態。で、厚みがたっぷりで食べでがあり
バターソースには著しく合う。


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《黒毛和牛モモ肉の瞬間燻製》

肉はこれで150g。
燻製する前の状態を一度見せに来てくれるパフォーマンス。

ダッチオーブンの蓋が取られると、香ばしい香りが一気に立ち上がる。

肉は予め切れ目が入っており、表面の色は変わっていても
中はほぼほぼ生の状態。

燻製溶き玉子・燻製山葵、燻製醤油、燻製塩、燻製味噌が添えられているので
どれも少しづつ試して味の変化を楽しむ。

で、肉と玉子を少し残して店員さんに声を掛けると・・・・、

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《玉子掛けご飯》として再サーブされる。

随分と洒落た外観も、味は紛うことなき《玉子掛けご飯》。

それも玉子が燻煙されているので、味が強めで、お米にも合う。


ワインは

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《パインリッジ シュナンブラン》をボトルで。

4,800円は市価の倍程度か。

きりっとした極辛は燻製料理にはぴったりだった。


お代は1.4万円も
半分は酒代だものなぁ。


評価はビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆★。

燻製は素材を選ぶのだろうか、
メニューのバリエーションがあまり多くないのが気になった。


それでも店員さんは丁寧だし
気持ちの良い良店

内装もアンティークな感じが上手く出ている。