RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ホルベイン スカラシップ選抜展-あらたな様相-@REIJINSHA GALLERY 2013年5月18日(土)

先週【新橋~銀座~東京】の移動中に、
気になる看板を発見。

イメージ 1


特に、一目で『榊貴美』と判る右上の一点に
も~眼は釘づけだったのだが、
先を急ぐ身。泣く泣く通り過ぎ、
捲土重来を誓って、今日の訪問。

場所は【B3出口】から【交詢ビル】に向かう
途上の右手。
写真に在る看板脇の階段を降りて行く


計八名の作品が各々複数展示され、
奇しくも何れもが女性。ふ~ん。

そんな中、彼女の作品は三点。
プライスも併せて掲示され、その額に
思わず驚く。
最早、こんなことになっていたのね。

が、観てココロを動かされるのは
プライスレス。

ふらふらと回遊しながら
楽しませてもらう。


本展では
穢れの無さと無邪気な残酷さが同衾した世界観から、
かなりストレートな表現に昇華した
次元の異なる危うさが表出している。

例えば、
タイルの上に腰掛ける二人の少女の
太腿から脹脛にかけて一筋の血が伝う、とか。

やはり、
少女が洗面台で汚れた白い下着を洗う、とか。

表現自体は直截的であるけれど、
感じ取れるのは、変わってしまうことへの
慄きで、これは男には判らんよなぁ。


訪問当日はご本人も滞廊されており、
実年齢よりも更に若く見える
ほわっとした印象。

とても、あんなアブナサが横溢した画を描く人には見えず、
画は体を表す(例:松井冬子)、とは一線を画す第一印象。

で、一句思い出した。
「あの声で蜥蜴食らうか時鳥」

あ、でも、彼女の作品を解毒すると、
こんな感じになるんだろうか。


会期は~今月21日(火)まで。