二つの展覧会が開催中。
【GALLERY3】で開催されている後者は、例によって”焼き物”のそれなのだが、
自分としては、大阪名物「粟おこし」が思い出されて仕方がなかった。
自分としては、大阪名物「粟おこし」が思い出されて仕方がなかった。
で、前者である。
常にはないコトだが【GALLERY1】で開催されている
背守り 子どもの魔よけ 展との連動企画。
先ずこちらを見てから【GALLERY2】に向かうのが正しい順路のようだ。
ちなみに、”背守り 子どもの魔よけ 展”の写真も『石内都』。
背守り 子どもの魔よけ 展との連動企画。
先ずこちらを見てから【GALLERY2】に向かうのが正しい順路のようだ。
ちなみに、”背守り 子どもの魔よけ 展”の写真も『石内都』。
「背守り」とは・・・・、
人の背後には目が無いので、前面に比べて無防備。
ただ着物には背中に「縫い目」があるから
それが魔よけとして機能している。
一方、子供の小さな着物には縫い目が無いため
そこから魔が入り込まぬよう、意図的に「縫い目」を付けた。
人の背後には目が無いので、前面に比べて無防備。
ただ着物には背中に「縫い目」があるから
それが魔よけとして機能している。
一方、子供の小さな着物には縫い目が無いため
そこから魔が入り込まぬよう、意図的に「縫い目」を付けた。
縫い目の数であるとか、縫い方とかは
元々は決まりがあったようだが、
時代に染まり、地方の風習に変わり、
種々のバリエーションが生まれている。
元々は決まりがあったようだが、
時代に染まり、地方の風習に変わり、
種々のバリエーションが生まれている。
本展はそう言った、「背守り」のある服が多数展示され、
子供の死亡率が高かった昔ならではの風習だろうが、
丈夫に育てよ、との親心が痛いほど伝わって来る。
子供の死亡率が高かった昔ならではの風習だろうが、
丈夫に育てよ、との親心が痛いほど伝わって来る。
そして『石内都』である。
「背守り」に加えて、親の服などの切れ端を継ぎ
一枚の服として仕立てた「百徳着物」の写真も加えられ、
こちらも子を慈しむ親の心が、深々と伝わって来る。
一枚の服として仕立てた「百徳着物」の写真も加えられ、
こちらも子を慈しむ親の心が、深々と伝わって来る。
それが為か、当日の自分以外の来場者は
全てが中年の女性。しかもかなり人数だ。
全てが中年の女性。しかもかなり人数だ。
皆一様に、閑として着物に見入っている。
その分、”石内都 展”の入りは少ないのだがな。