RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

石内都/岸映子 展@LIXILギャラリー 2014年6月28日(土)

二つの展覧会が開催中。

石内 都 展 Ishiuchi Miyako Exhibition-幼き衣へ-
会期は~8月23日(土)まで。

岸 映子 展 -心象風景-
会期は~7月11日(金)まで。

【GALLERY3】で開催されている後者は、例によって”焼き物”のそれなのだが、
自分としては、大阪名物「粟おこし」が思い出されて仕方がなかった。


で、前者である。

常にはないコトだが【GALLERY1】で開催されている
背守り 子どもの魔よけ 展との連動企画。
先ずこちらを見てから【GALLERY2】に向かうのが正しい順路のようだ。
ちなみに、”背守り 子どもの魔よけ 展”の写真も『石内都』。

イメージ 1


「背守り」とは・・・・、
人の背後には目が無いので、前面に比べて無防備。
ただ着物には背中に「縫い目」があるから
それが魔よけとして機能している。
一方、子供の小さな着物には縫い目が無いため
そこから魔が入り込まぬよう、意図的に「縫い目」を付けた。

縫い目の数であるとか、縫い方とかは
元々は決まりがあったようだが、
時代に染まり、地方の風習に変わり、
種々のバリエーションが生まれている。

本展はそう言った、「背守り」のある服が多数展示され、
子供の死亡率が高かった昔ならではの風習だろうが、
丈夫に育てよ、との親心が痛いほど伝わって来る。


そして『石内都』である。

「背守り」に加えて、親の服などの切れ端を継ぎ
一枚の服として仕立てた「百徳着物」の写真も加えられ、
こちらも子を慈しむ親の心が、深々と伝わって来る。


それが為か、当日の自分以外の来場者は
全てが中年の女性。しかもかなり人数だ。

皆一様に、閑として着物に見入っている。

その分、”石内都 展”の入りは少ないのだがな。