RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

香る焙煎味噌らあめん 北の大草原@赤坂 2013年1月11日(金)

【赤坂】駅を背に【みすじ通り】を直進する。
新店の『511』狙いだったのだが、
店先の看板の《つけ麺》の写真の上には「近日登場予定」の貼り紙。

しかし、当該店、この時間だというのに、店内に客の影は皆無。
おいおい、《つけ麺》登場前に、店が無くなったりしないよなぁ、と
他人事ながら、いらぬ心配。

踵を返し、確実に冷たいメニューのある『赤坂ラーメン』に向かう途上、
標題店の看板に、《つけ麺》があるのを発見。
しかも、味が複数あるじゃあないか。

吸い寄せられる様に入店する。

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店内は壁に向いた六席のカウンター。
二人掛けのテーブルが六卓。
13:30の入店で先客は六。
その後、食べ終わて出るまでの来客は八で、
席の約半分が常に埋まっている状態が維持される。
時間を考えれば、そこそこの繁盛ではないか。

卓上に備え付けられている、写真付きのメニューを見れば、
麺類+ご飯類のセットも複数。
曜日ごとに、おススメの味が変わり、オトクな組み合わせもあるみたい。
やはり、全体としてのウリは香ばしい味噌の様で、
店内にも、その香りが(煙も)充満している。

しかし、へそ曲がりの自分が選択したのは、
たまり醤油つけ麺大盛+味付け玉子。
値段は700+100で800円。
「国産いわのり付」や「お酒の〆にさっぱりしたつけ麺」
等の惹句に魅かれてしまったのよね。

オーダーは直接。
この時に、麺の冷/温と盛りをリクエストする。
ちなみに、大盛は無料。
会計は食後に入り口脇のレジで。


イメージ 2

麺は細縮れ。
札幌ラーメン用の玉子麺然としているが、
そこまでの黄色さは無い。
ぷちぷち、シコシコとして、啜り具合は良好だが、
麺らしい味わいには欠ける。
グルテンをまんま食べている感じだ。

かなり盛りが良いと思ってほくほくしていたら
麺の下に大量のモヤシがひいてあり
かさ上げされている。
それでも、茹で前で300g強はあるんじゃあないか。
そこそこお腹が膨れた。


イメージ 3

つけ汁は醤油。
表面に大量の生玉葱/生大蒜の微塵切りが浮かぶ。
これが、かなり強烈で辛く、
つけ汁本来の旨味を殺してしまっている。
いやあ、これはいかん。
ちっとも「さっぱり」してないし・・・・。
具の大量の葱も含め、香味野菜は
控えた方が、このつけ汁には良いと思う。


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イメージ 5

具材は、チャーシュー、岩のり、モヤシ、葱。

チャーシューは子供の掌大、バラ巻が二枚。
かなり濃い味が付いている。
肉らしい歯応え。

岩のりは思いの外量が少なく、
全て投入しても表面を覆うまでには無い。

モヤシは丁寧に処理されたものが大量に。
これは嬉しい。

葱も相当量が添付され、これはほどは
要らないだろう。


イメージ 6

トッピングの玉子は暫く食べ進んでから
供されていないことに気づき、
伝票を確認してから督促する。
「別皿で申し訳ありません」と出されたのだが、
黄身の芯のみ蕩け、表面の色も味も濃い目。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
確かに、看板商品の味噌味であれば、
この組み合わせも上々になったかと。
多くのメニューが、それをベースに組み立てられている様で、
淡麗な味わいに合わせるにはムリがある感。