RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

写真新世紀 東京展 2012@東京都写真美術館 2012年11月4日(日)

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例によって壁面に貼られた大判の作品をざっと観て、
気に入ったテーマについては、
前の台に置かれたアルバムで仔細に確認する。

このアルバムも
各人夫々の凝った造りになっており、
個性が発揮されてるな。

今回も、テーマとしては「私(の、或いは、を、題材にした)写真」が
妙に引っ掛かる。

『エリザベス宮地』の手製のダッチワイフと過ごした
濃密な時間を捉えた〔大人のままごと。〕

自分の髪に、やはり髪で造作をした蟲を取り付けた
『木山恵莉』の〔PHYCHE プシュケ〕

『呉進一』の〔untitled〕
『長渡千佳』の〔How far are you ?〕
『槇岡茉奈美』の〔Marionetto〕
も身辺の雑記がスナップ風に撮られ
好印象。

しかし決定的にお馬鹿さんなのは
優秀賞の『長谷波ロビン』の〔THE JAPANESE BEACH -SUMA-〕。
夏の須磨海水浴場、ビーチにいる人に声を掛け
ホワイトステージの前でポーズをとらせ活写。
それが数十回も繰り返されて行く。
多くの人はノリノリでパフォーマンスを決める。
素晴らしい。
ある意味、突き抜けている。
関西人らしい、明るさの発露か。


場内は最初は比較的空いており、
置かれた作品集もゆったりと観ていられたのだが、
時間が経つに連れ、
人が溢れる様に入りだす。

うむう、どうしたことだ・・・・。
次第に忙しなくなり、
段々、鑑賞という雰囲気ではなくなって来る。

ま、四十分程度滞在したから
十分か。
ここいら辺で退散するとしよう。