翌日が終了予定の、平日の朝イチの回なんてこんなものだろうか。
席数の129の【CINE2】の入りは
十人弱。
十人弱。
常にも増して冷房が身に染みる気がする。
元になったTV版を見ていないので、
主人公の『住本(渡部篤郎)』が「内閣情報調査室」に居るにも係わらず
「公安の魔物」と言われている経緯や、
部下の『松沢(尾野真千子)』や「警察庁」の『倉田(遠藤憲一)』、
『住本』の上司である『有賀(石橋凌)』との過去を含めた関係は
さっぱり判らない。
主人公の『住本(渡部篤郎)』が「内閣情報調査室」に居るにも係わらず
「公安の魔物」と言われている経緯や、
部下の『松沢(尾野真千子)』や「警察庁」の『倉田(遠藤憲一)』、
『住本』の上司である『有賀(石橋凌)』との過去を含めた関係は
さっぱり判らない。
そこいら辺の説明は全てすっ飛ばされており、
造り自体は不親切。
造り自体は不親切。
小型核爆弾を巡る日本と韓国の情報戦の綱引きが主たるストーリー。
各エピソードは、最初バラバラのピースとしてばら撒かれ、
最終的に収斂するよう、組み立てられてはいるのだが、
細部を見ると、かなり勝手な造作で、
出来事は、相当ご都合主義に発生する。
最終的に収斂するよう、組み立てられてはいるのだが、
細部を見ると、かなり勝手な造作で、
出来事は、相当ご都合主義に発生する。
ただ、アップの多様と、短いカットの切り替えしを積み重ねることで、
緊張感が全編を貫く手法は、かなりこなれている。
緊張感が全編を貫く手法は、かなりこなれている。
あまり深く考えずに、ハラハラドキドキする二時間強を
過ごす為の映画だと考えれば、それはアリな気がする。
過ごす為の映画だと考えれば、それはアリな気がする。
『住本』は本編の最後まで、その本性を見せず、
彼の全ての行為には裏があり、何処までが実で
何処までが虚なのか、判然としない描写になっている。
彼の全ての行為には裏があり、何処までが実で
何処までが虚なのか、判然としない描写になっている。
何れ、カタチを変えての再登場の為の
伏線なのだろう。
伏線なのだろう。