何れにしろ、こういった企業の文化活動が長続きするのは、
頗る良いことだ。
頗る良いことだ。
一般の入場料は1,000円だが、
今回のチケットはイタダキモノ。
往々にして、この様な「コレクション展」は、
行って観れば、かなりの出物があるにも拘わらず、
そんなに混んでいないことが多い。
行って観れば、かなりの出物があるにも拘わらず、
そんなに混んでいないことが多い。
本展も御多分に漏れず、天気の良い日曜の昼下がりながら、
場内はかなりの空き空き状態。
有り難い、有り難い、これでゆるりと鑑賞できる。
場内はかなりの空き空き状態。
有り難い、有り難い、これでゆるりと鑑賞できる。
タイトルから判る通り、所蔵品からの選りすぐり
百点ほどが展示されており、
それは
コレクションが形成される過程
と、その分野に応じて「章」を振り分け、
会場を構成している。
百点ほどが展示されており、
それは
コレクションが形成される過程
と、その分野に応じて「章」を振り分け、
会場を構成している。
「どうだ、観てくれ、これがうち等が集めた
逸品だぜぃ」と言う、矜持に満ちた声が聞こえて来そうだ。
逸品だぜぃ」と言う、矜持に満ちた声が聞こえて来そうだ。
ある程度の回数、同美術館に足を運んでいるので、
既見の作品も勿論多いのだが、
矢張り上モノは何回観ても嬉しいもので、
例えば〔薩摩切子 藍色被船形鉢〕等は、
その藍色の美しさ、
蝙蝠の意匠など、惚れ惚れしてしまうではないか。
既見の作品も勿論多いのだが、
矢張り上モノは何回観ても嬉しいもので、
例えば〔薩摩切子 藍色被船形鉢〕等は、
その藍色の美しさ、
蝙蝠の意匠など、惚れ惚れしてしまうではないか。
また、『ガレ』への入れ込み様も相当で、
これだけで1コーナーが設定、
計13点が展示されている。
「バッタ」「蜻蛉」と言った昆虫があしらわれた作品を観るにつけ、
彼のカラダには日本人の血が流れていたのではないか?
と、嬉しくなってしまうのだ。
これだけで1コーナーが設定、
計13点が展示されている。
「バッタ」「蜻蛉」と言った昆虫があしらわれた作品を観るにつけ、
彼のカラダには日本人の血が流れていたのではないか?
と、嬉しくなってしまうのだ。
全体が3期に判れ、都度展示替えがあるようだが、
〔棲鸞園画帖〕の中から『若冲』の〔墨梅図〕の箇所が
開かれていたのは、思わぬ儲けモノ。
しかも、これが新たに加わったコレクションと来れば、
今後の同館の活動にも、
期待が増す、と言うものだろう。
〔棲鸞園画帖〕の中から『若冲』の〔墨梅図〕の箇所が
開かれていたのは、思わぬ儲けモノ。
しかも、これが新たに加わったコレクションと来れば、
今後の同館の活動にも、
期待が増す、と言うものだろう。