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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

山口晃 東京旅ノ介@銀座三越 八階催物会場 2010年12月29日(水)

一般の入場料は500円だが、
「(三越等の)会員カード」提示で無料で入場できるし、
加えて中学生以下の入場も無料だから、
会場内はカップルや子連れが頗る多い。

斯く言う自分も、実はここに行った時に
招待券が山と積んであったのを、あり難く頂戴して来たもの。

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ディスカウンターでも幾許かの値は付いているわけで、
随分とトクした気分。

会場内がそこそこ混雑なのは、多分、上記の理由によるものだろうが、
大き目の作品が多いので、なに、鑑賞に不便なわけじゃぁない。

例によって、「古今東西」や「時空」が混在した
細密な筆致による〔洛中洛外図〕や〔武者絵巻〕が
展示されているのは勿論だが、
場所柄〔百貨店圖 日本橋三越〕と言った
開催元所有の作品も幾つか有り、
これら等は今回でなければ拝める機会がなかったのではないか。

加えて、本展の大目玉は
「都電」と「電柱」にある。

前者は氏が構想(実は妄想)しているコンパクトなエコ都電。
後者は昨今街中の厄介モノと化している電柱に見る
美の再発見。
何れも、描かれた絵を基に、実物が製作され、
展示されている。

特に、コンパクトな都電は、その汚れ具合も含め
実際に街中を走っているのでは、と思わせる佇まい。
子供達はもう大喜びで、大人達まで童心に返って、
三人で一杯になる車内に入り楽しんでいる。

今展を企画した人たちのアソビゴコロの発露も素晴しい。

会期は短いが、お子さん連れで、是非。