魔術★錬金術＠アートコンプレックス・センター 2011年9月11日（日）

このギャラリーには珍しく、
有料の展示会。
一般の入場料は８００円。

取り上げられているのは
『ヤン・シュヴァンクマイエル』『マックス・エルンスト』『上原木呂』の
三人のシュールレアリスト。
Ｂ１Ｆの全てのフロアを使い、四百点が展示されている。

作品的にはコラージュやエッチング、素描が大多数。
迫力には欠けるが、その物量には圧倒される。

会場の最深部にはステージも設置され、
随時パフォーマンスが行われている。

しかし、そこそこの入場者数は、
有料なのに、無料のギャラリーゾーンより、
人が多い不可思議さ。

サブタイトルにある
「夢・無意識・眼球・解剖図・交霊術・博物誌」
は、展示コーナーのタイトルそのもの。

妖しい、悪夢の様な、しかしエロスに満ちた空間が展開され、
見飽きることがない。

唯一のウラミは、作品保護のためだろう
照明が暗いことか。

それ以外は、フラッシュ焚かなければ撮影可、とか
入場の半券を２Ｆの売店に持って行けば、
指定ポストカードから一点プレゼント、とか
サービスは満点。

手作り感の紛々と漂う会場内の設営
（この線より立ち入り禁止のライン表示は
カーテンを床の上に敷いて対応。
解説や作者の来歴説明も
ワープロ然としている）は、却って
好ましかったりする。