二つの展示会が開催中。
個人的な好みは圧倒的に後者。
陶器で作られた異形の虫達。あ、「蟲」の表現があっているか。
「
腐海」の住人にも見えるし、
「
カンブリア紀の爆発的進化」の際に生み出された奇妙な生き物の一群にも見える。
本来であれば、ぬめっとした質感であろう表皮も、
硬い細いチューブの様に表現されている。
圧巻は1mを越す〔dragonfly〕。
二酸化炭素濃度が濃密であった頃には、実際にこれくらいの大きさのモノは
居たのだろう。
大きな複眼は禍々しさを漂わせ、
キチン質の甲殻は戦闘機の様。
下から観上げる人間を抱えて、飛び立って行きそうだ。