当然ながら、キャパ121の【シアター3】は満席。
舞台版ミュージカルの映画化作品。
『フェデリコ・フェリーニ』を思わせる映画監督の『グイド・コンティニ(ダニエル・デイ=ルイス)』は
新作映画のクランクインを目前にして、大スランプに見舞われている。
タイトルこそ〔ITALIA〕と大上段に振りかぶったものの、
脚本すらできていない。
新作映画のクランクインを目前にして、大スランプに見舞われている。
タイトルこそ〔ITALIA〕と大上段に振りかぶったものの、
脚本すらできていない。
過去には素晴しい作品を撮った、と評価されているものの、
最近の作品は自分でも納得できず、
才能が枯渇したのではないかと、疑心暗鬼に捉われている。
最近の作品は自分でも納得できず、
才能が枯渇したのではないかと、疑心暗鬼に捉われている。
そんな状態にお構い無く、
周囲はセットを造り、オーディションをし、
記者会見を開き、衣装まで出来上がりつつある。
彼はいよいよ(私生活も含め)抜き差しならない窮状に追い込まれて行く。
周囲はセットを造り、オーディションをし、
記者会見を開き、衣装まで出来上がりつつある。
彼はいよいよ(私生活も含め)抜き差しならない窮状に追い込まれて行く。
基本的には、父親が〔8 1/2〕、母親が〔ALL THAT JAZZ〕と感じた。
彼が見る妄想や、過去の記憶も含め近似している。
繰り返し現われる母のイメージも然り
(母役の『ソフィア・ローレン』の存在感が強烈。老いは隠せないものの、
そこに在るだけで、威風辺りを掃っている)。
彼が見る妄想や、過去の記憶も含め近似している。
繰り返し現われる母のイメージも然り
(母役の『ソフィア・ローレン』の存在感が強烈。老いは隠せないものの、
そこに在るだけで、威風辺りを掃っている)。
現実と幻想(これが、ダンスや歌のシーンで表現される)、過去を往還しながら、
テンポ良く物語りは展開される。
途中、〔甘い生活〕を思わせる、「パパラッチ」の場面も有り、
思わずニヤリとさせられる。
更に、『ニコール・キッドマン』も加わった出演人は、キラ星の様だ。
テンポ良く物語りは展開される。
途中、〔甘い生活〕を思わせる、「パパラッチ」の場面も有り、
思わずニヤリとさせられる。
更に、『ニコール・キッドマン』も加わった出演人は、キラ星の様だ。