封切り二週目。
席数110の【SCREEN2】は満席の盛況。
席数110の【SCREEN2】は満席の盛況。
中でも目立つのは若いお母さんが
娘と連れだって来場している姿。
一体、どちらがどちらのファンなのかな。
娘と連れだって来場している姿。
一体、どちらがどちらのファンなのかな。

劇中での、サウナで裸を晒すシーンからも、
引き締まった面立ちからも、
かなりカラダを絞って撮影に臨んだのはありあり。
引き締まった面立ちからも、
かなりカラダを絞って撮影に臨んだのはありあり。
要は本作は『唐沢寿明』の為の一本だ。
そんな記憶に頼りながら観すすめていると、
おやおや、彼の作品にかなり類似しているではないか。
おやおや、彼の作品にかなり類似しているではないか。
しかも終盤に近付くに連れ、その度合いも増して来る。
これはどうしたことだろう?
これはどうしたことだろう?
ムリなアクションに挑む背景は別のハナシとしても、
その心意気は両者で違わない。
その心意気は両者で違わない。
そして結末についても言わずもがなだろう。
ただ残念なのは、渾身のアクションに臨むシーンで、
その高さの感覚を十分に生かし切れていないのと、
いみじくも作中の監督が「ワンカットで」撮り切ろうしたのに、
かなり細切れにされていること、更には
幾つかの合成が使用されいいることは、興味を削ぐ材料なのだが。
その高さの感覚を十分に生かし切れていないのと、
いみじくも作中の監督が「ワンカットで」撮り切ろうしたのに、
かなり細切れにされていること、更には
幾つかの合成が使用されいいることは、興味を削ぐ材料なのだが。
評価は☆五点満点で☆☆☆☆。
スタッフの、自分達こそが映画を造っているんだと言う熱い矜持と、
仲間同志の強い想いが、笑いの中に隠されながら描写され、
度毎に我々の胸に熱いものが込み上げて来る。
仲間同志の強い想いが、笑いの中に隠されながら描写され、
度毎に我々の胸に熱いものが込み上げて来る。
鼻っ柱の強い若手俳優を演じる『福士蒼汰』を諭す一連のエピソードで
映画製作はチームプレイであり、裏方の存在も含め大事にしないと
一本たりとて完成しないのだという件は、
エンドロールが流れる中、本編の監督役の『イ・ジュニク』が
「映画は監督のもので、プロデューサー等が作品をダメにしている」との言と相俟って、
妙に頷けるものがある。
映画製作はチームプレイであり、裏方の存在も含め大事にしないと
一本たりとて完成しないのだという件は、
エンドロールが流れる中、本編の監督役の『イ・ジュニク』が
「映画は監督のもので、プロデューサー等が作品をダメにしている」との言と相俟って、
妙に頷けるものがある。
実はこれは『唐沢寿明』の想いかもしれない。