今更だが、この日は
”オープン6周年 9月12日(土)は1000円!! 記念キャンペーン実施!!”
なので、公開初日でも千円で鑑賞可能。
Webで予約をすれば、席も指定できるし、余裕を持って出かけられる。
”オープン6周年 9月12日(土)は1000円!! 記念キャンペーン実施!!”
なので、公開初日でも千円で鑑賞可能。
Webで予約をすれば、席も指定できるし、余裕を持って出かけられる。
【SCREEN3】はキャパ160席だが、上記二つの理由もあり、ほぼ満席。
おまけに、土曜の昼下がりだしな。
本作品は『岸谷五朗』の初監督作で、脚本も兼ねている。
事前の想定としては、(素人からの新人監督に)非常にありがちな、
過去作品のコラージューが多用されることで(『蓮實重彦』言うところの
「映画的記憶」®としても機能していない)、散漫な内容に堕しているのでは・・・・。
で、本編を観た感想は、全くその通り。
事前の想定としては、(素人からの新人監督に)非常にありがちな、
過去作品のコラージューが多用されることで(『蓮實重彦』言うところの
「映画的記憶」®としても機能していない)、散漫な内容に堕しているのでは・・・・。
で、本編を観た感想は、全くその通り。
結婚を明日に控えた『沼尻ひろ子(上野 樹里)』は、ひょんなことから
死体を抱えた逃避行をする羽目になる。
そこへ、死にたいのに死ねない女『小林福子(木村佳乃)』が絡んで、
事態は益々収拾がつかない方向へ転がって行く。
『ひろ子』は上手く死体を処分して、明日の結婚式を挙行できるのか?
死体を抱えた逃避行をする羽目になる。
そこへ、死にたいのに死ねない女『小林福子(木村佳乃)』が絡んで、
事態は益々収拾がつかない方向へ転がって行く。
『ひろ子』は上手く死体を処分して、明日の結婚式を挙行できるのか?
同様なテーマは〔ハリーの災難〕があるけど、こちらは閉ざされた空間で、
はらはらドキドキさせる佳作だった。
はらはらドキドキさせる佳作だった。
『上野 樹里』を主役に据えた映画は、彼女のキャラが悪い意味で立ち過ぎて
上手く行かない例が多い。ex)〔亀は以外と速く泳ぐ〕〔笑う大天使〕
一方〔スウィングガールズ〕のような使われ方だと非常に良い。
本作は前者。要は、頼りすぎ。
上手く行かない例が多い。ex)〔亀は以外と速く泳ぐ〕〔笑う大天使〕
一方〔スウィングガールズ〕のような使われ方だと非常に良い。
本作は前者。要は、頼りすぎ。
そして、先に挙げたように、引用の多さに加え、唐突なミュージカル仕立て。
〔学校の階段〕を思い出してしまった(これも何をしたかったのか、
さっぱりわからない映画。『黒川芽以』のPVかと思った)。
確かに、端的な背景の説明には良い手段だが、他に手法もあっただろう。
〔学校の階段〕を思い出してしまった(これも何をしたかったのか、
さっぱりわからない映画。『黒川芽以』のPVかと思った)。
確かに、端的な背景の説明には良い手段だが、他に手法もあっただろう。
ロードの途中には多彩な脇役を配し、エピソードもテンコ盛りだが、
必然性に乏しく、ご都合主義で散漫な印象を受ける。
必然性に乏しく、ご都合主義で散漫な印象を受ける。
最後には大団円よろしく、全ての登場人物は(色々なカタチで)救済されるのだが、
無理やり、取ってつけたようで、〔スター・ウォーズ エピソード3〕を彷彿とさせる。
でも、これだけ短時間に纏めてしまう、力技は、一種見事。
無理やり、取ってつけたようで、〔スター・ウォーズ エピソード3〕を彷彿とさせる。
でも、これだけ短時間に纏めてしまう、力技は、一種見事。
救いは、既視感はあるものの、妙な明るさと、
次を感じさせるラストシーン。
これができるのなら、『岸谷』監督の将来も期待できそう。
次を感じさせるラストシーン。
これができるのなら、『岸谷』監督の将来も期待できそう。