『めぐみ』の跡地に、六日前にオープンの新店。
『和渦@北品川』の三号店とのことだが
供される中身を見ると『MENクライ@大門』の、
二号店の方が近しいかも。
店内はストレート三席のカウンター、
二人掛けのテーブルが七卓。
10:57の店頭着で、既に
先頭客から入店中。
十一人ほどが吸い込まれたところで満員となり、
外待ち三人の後ろに接続。
待っている間、暇なので
店頭に置かれているボードを読んだり。
想いが溢れ出すのは判るのだが、
正直、言っている内容はあまり理解できず(苦笑)。
店の外に置かれている券売機で
食券は先買い。
食したのは、
大(350g)+味付け玉子。
値段は780+120で900円。
先の店で食べて、表示されている麺量ほどは
体感は無いと分かっているので、
大盛りを推奨。
11:15には入店。
その後食べ終わって出るまでの来客は五で、
以降の客足はぴたりと止まる。
時間が上手く合えば待つことはなかったようだし、
なによりも先客にはブロガーさんらしき人が多く、
味変の度毎や割りスープを入れる都度
麺リフトをし、写メと動画を撮ったりで、
こりゃ~時間が掛かるね。
着席から8分後に供された一杯。
黒字の店名と赤い雷紋が良い感じ。
チャーシューは大人掌大のロース肉が二枚。
ハムを思わせる歯触りと上質な味わい。
カイワレ、青菜、水に晒した微塵の生玉葱も添えられる。
メンマの色は、まるっきり麺と同化している。
軟らかくしなっとした口当たり。
トッピングの玉子の表面は濃い鼈甲色。
てかてかして、顔を近づけると映ってしまいそう。
半分に割れば、茹で加減は良好。
黄身は赤みを帯び、ねっとり濃厚な旨さ、
出汁の沁み具合も良好。
麺は極太、厚みある平、軽く捻じれ。
表面はでろんとし、唇にはやわやわとあたり、
もっちりとした噛み応え。
口の中ではらはらと溶けて行く。
相変わらず良く出来ている。
量は公称350gも加水率が高いから、
体感では300gないくらいか。
味付けは出汁醤油に油。
浙江省醤油のような捻りのある芳ばしい香りに
油が強めに効いている。
時としてピリ辛が走り、唇が次第にじんじんとする。
でも、耐えきれないほどじゃないな。
最後は割りスープのジャスミン茶を注ぎ、
丼の縁も綺麗にこそぎ完食。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
暖簾には「油そばの店」と染め抜かれているが、
この麺で《つけ麺》や《焼きそば》を作ると
どうなるんだろ?と、
思ったりもする。