帰り際に貰ったフライヤーを見ると
先月下旬のオープン。
それにしてはブロガーさんのレポもあまり上がってないし・・・・。
問題は偏にその立地とおもわれる。
場所自体は『朧月』と同じビルの五階。
でも、告知手段がこれだけじゃあ
フリの客は寄って来ないんじゃないか。
実際自分も入り口が判らずにかなり前で佇んでしまったし。
『朧月』に並んでいる人の間を
「すいません、すいません」とすり抜け
脇に在る狭く薄暗い急な階段をえっちらおっちらと登る。
ホントに店があるんだろうかと不安になる頃、
ちゃかちゃかと音楽が降って来る。
店内は厨房を囲むL字型六席のカウンター。
11:35の入店で先客はゼロ。その後
食べ終わって出るまでの来客もゼロ。
オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接、
会計は食後にカウンター越しに。
食したのは、
地鶏まぜ麺+大盛300g。
値段は800+100で900円。
茹で時間が7~8分ほど掛かる旨の声掛けがある。
その言通り11分ほど待って大き目の丼に入った一杯が
「お待たせしました」と目の前に置かれる。
おや、味玉が入っている。
「サービスです」とのことで、有り難く頂くことにする。
チャーシューは豚と鶏。
豚はトランプ大、薄めの低温調理のロース肉が二枚。
軟らかいし、味付けも良い。
鶏は花札大。しっとりとしている。
メンマはやや濃いめの色付きでたっぷり。
しゃくしゃくとした歯応え。
水菜の上には糸唐辛子。
微塵切りの生玉葱もたっぷりめ。
サービスの玉子は薄い色付き、
黄身の芯のみがとろりとした茹で加減。
味付けも良く出来ている。
先ずはざくざくと混ぜてみる。
麺は中、ストレート。
表面滑らかでつるりと啜れもちもちの噛み応え。
これはイイい麺だ。ムラもなく、茹で加減も良好。
量は300gほど。
味付けは醤油と出汁に脂。
やや尖りとクセがあるけど不快ではない。
逆に飽きずに食べきれるアクセントとして機能している。
中途、添えられている柚子胡椒を混ぜ込んで味変。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
具材の一つ一つもきちんとできているし
何よりも肝心要の麺と味付けが美味しい。
そして店主さんの応対も頗る丁寧。
割りスープもちゃんと勧めて呉れるし、
味変アイテムについても同様で。