思いの外早くに
その機会は巡って来た。
「総本店」の場所は
【銀柳街】と平行して走る【砂子通り】沿い。
店内は厨房を囲むカウンターとテーブル席が多数。
12:40の入店で先客は十一。その後
食べ終わって出るまでの来客は七。
オーダーは各所に置かれたメニューを見ながら直接。
会計は食後に店中ほどのレジで。
こちらは『虎武@虎ノ門』とのコラボとのことで
ウリは貝出汁。
後で確認したら、メニュー構成も値段も
極めて近似なのね。オマケに具材も。
食したのは、
貝出汁醤油らぁ麺+各種麺大盛り。
値段は850+120で970円。
オーダーから5分ほどで
一週間前に見たのと同じ外見の一杯が供される。
ホントに瓜二つ。
ただ麺種とスープの色、
なによりも立ち上がって来る貝出汁の香りは違っている。
チャーシューはトランプ大のバラ肉とロース肉が各一枚。
共に薄めも、ロースの方が脂肪が多く入っている。
ホウレン草が一掴み。
白髪葱と微塵の紫玉葱。
麺は細、軽く捻じれ。
表面はごつごつの全粒粉は
スープを上手く絡めて持ち上げる。
ぷっつりと歯が通り、滑らかな喉越し。
量は200gちょっとあるだろうか。
スープの表面は透明の油が厚めに覆い
その下には濃い琥珀色。
醤油清湯は鹹さはほどほど、
練れた深みのある旨味と
なによりも貝出汁のインパクトが凄い。
一口啜ると、ほうっとため息が出るほどで、
コラボ先と同様の感想を持つ。
味変用にと出された柚子胡椒を中途溶かし入れると
劇的に味が変わり、個人的には無くても良いかと思ったほど。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
ここのランチ営業がいつまでされているかは判らないが、
次は《塩》+《貝油の和え玉》を試してみたいと思った。