十日ほど前オープンの新店。
【西口】に出て右手に、JRの高架下。
贈花の胡蝶蘭がまだ店頭に。
店内は店員さんの通路を囲む細長いコの字型十四席のカウンター、
奥にはテーブル席も。
12:05の着で二~三の空席。
入り口ドアに手を掛けようとしたその瞬間、
脇からさっと割り入って来た若い兄ちゃんが中を数度覗き込み
取っ手を引き開け「食券先買いですか」などと声を出し
さっと入ってしまう。
おいおいそれはね~だろ~と思いながら、
まだ席が空いてるからいっかと思いつつ
入り口右手の券売機で食券を購入。
苦手のタッチパネル式も、同店では迷うことはない。
何故ならメニューはラーメンのみ。
後はトッピングのみ。
食したのは、
ラーメン+替玉。
値段は830+160で990円。
退店者の跡片付けが済んだあと、
順次人数確認~案内と進むようなので
隅の方で待っていると、あろうことか後から入って来て食券を買っている
三人連れに先に声かけをしている。
まったくなんて日だ。混雑で忙しいのは判るけど、もうちょっと
客に気を配ろうよ。
後回しにされちゃあかなわないので、
手を挙げて「私の方が先です」とアピール。
「失礼しました。こちらにどうぞ」と案内されたのは、でも
中ほどの席で、一番奥の端が空いているのにねぇ、と思いつつ
素直に従う。
卓上にセットされているのは
「OMOTERNASHI SHEET」。
これにスープの種類とお好みを記入する。
ちょっと今日の自分には皮肉な響きのネーミング。
他店でもお馴染みの手法なのでさっと記入し、店員さんに渡す。
でも他の人を見ていると、丁寧に説明があるようなのね。なんだかなぁ。
四種の味から、おそらくデフォと思われる黄色
油の量:ふつう
味の濃さ:ふつう
にんにく:なし
麺のかたさ:カタ
一撃:なし
と丸を付けて渡す。
と、「サービスの玉子です。
お口の中がリセットされるので ただ卵 を食べてお待ち下さい」と。
これがまた殻がとっても剥きにくい。
オマケに無味のやや半熟の茹で加減。
半分はそのまま、残りは後でスープに入れちゃえ。
着席から7分ほどで、白い丼に入った一杯が供される。
異色の{トンコツ}タイプと言ったところ。
白髪葱にたっぷり万能葱。
チャーシューは子供の掌大、
薄めのロース肉が二枚。
肉質が詰まっている割には軟らかく
味付けも良好。これは美味しい。
麺は細、ストレート。
芯が白濁している割には表面は滑らか。
するっと啜れ、すっと歯が通り、喉越しも善し。
麦の香りもまずまずで、あまりぱつんとしてないところは
柳麺にも近しい印象。
スープはやや茶味がかったトンコツ。
さらさらとミルキー、口当たりも良く分かり易い旨さ。
プラス豚の臭いが嫌味にならない程度にちゃんとする。
う~ん、良く出来ているなぁ、と感心。
頃合いを見て替玉をやはりカタメで。
直ぐに供され、麺量は合わせて200gを超えるほど。
でもスープの完飲食はせず。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
その後も来客は続々で満席に近い状態が維持される。
でも界隈でこの値付けは、果たして勝ち目があるのかな?