RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

鳥彩@新橋:鶏料理

最高気温も日に日に上がって行き、
今年の鍋料理のシーズンもぼちぼち仕舞いかな、と感じ出す。

急に思い立っての刹那的な行動なので
店を吟味する余裕がなく、
目に付いた一軒に電話する。

折良く予約も取れ、にお邪魔したのが18:30。

【SL広場】向かいの飲食店が集中するビルの上階。

それにしても上がるためのエレベーターが極小で
大人四人が乗ればいっぱいいっぱい。

加えて五階までは階段で上がって下さいとの案内まである。

店の側に責任はないだろうけど、
なんちゅ~ビルじゃ!と少々立腹。


店内は掘り炬燵やテーブルの個室が幾つか。
周りから聞こえる声や物音からも
そこそこの繁盛がうかがえる。

この手の店の常としてコースがベストなんだろうけど
例によって単品オーダーで行ってしまったことが
後々、懐に響く結果に。


先ずは何時も通り、ビールで喉を潤す。

少し大きめのグラスに入った「モルツ」が700円前後だから
どちらかと言えばお高い。

早々に日本酒やハイボール、焼酎へと移行も
何れも値段の割には量が少ないなぁ。



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《お通し》

白滝に湯葉

白滝は鱈子が混ぜられ良い塩梅。
湯葉にはイクラと魚卵が揃っている。


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《極上たまごの出し巻き》

玉子の色からして違う、赤みがかっているけれど
「アスタキレッド」と言うらしい。

味も濃厚でうんまい。

800円ほどの値付けも、なるほどと納得。


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《鶏の和風唐揚げ》

外見からはそうは見えんが、鰹節と分葱の下には
からっと揚がった鶏の唐揚げ。

ポン酢に漬かり、添えられた山葵と合わせて食す。

なかなか面白い。


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《すなぎも唐揚げ》

串ではなく、鉄板の上でころころと転がされて供される。
鉄板が熱々なのも、葱がたっぷりなのも嬉しい。

砂肝もこりさくとして美味しい。


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《鶏焼き もも》

これも熱々の鉄板で。
一つ一つが大振り。

歯応えがしっかりとし、その分、鶏の旨味も
ぎゅっと詰まっている。


ぼちぼち《水炊き》行っちゃう?

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具材は至ってシンプル。
野菜は水菜に葱、後は豆腐に椎茸。
特に後者は肉厚で美味しい。


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最初にスープを小さな碗に掬って呉れる。
白濁しさらさらと良い出汁が取れている。


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次に骨付きを一本出してくれる。
身がほろほろと剥がれて食べやすい。


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そして入っている具材を盛り合わせて。

中居さんが全てを仕切ってくれる。


これだけでは当然足りないので
肉や野菜を追加。

鍋に投入するまでは中居さんのお仕事。
煮えて来たら後は自分達でね。


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〆は《雑炊》。件の銘柄玉子も付く。

黄身の色からして違うし
見ただけで気分がアガル。


呑みも食もお腹一杯ではないけれど、
プライス表示に慄いていた我々は
ここいら辺でご馳走様。

でも支払いは、一人当たり九千円と
想定以上に行ってしまった。

やっちまった感満載だな。


評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で、
料理だけなら☆☆☆☆、
酒や値段を加味すると☆☆☆。

オーダーから供されるまでも随分と間が空いたりして、
サービスの面でも今だしの感あり。

やはりコースが最善なのかな。