RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

芝新橋 おそば 能登治@新橋:蕎麦

日頃ガッツリ系の呑みばかりしていると
時として無性にこんな爽やか系の嗜みもしたくなる。

標題店は創業百五十年を超える老舗。


店内は二人掛け・四人掛けのテーブルが数卓。

かなり早い時間での入店も
既に呑んでいる客も。

まぁ、看板の時間も早いからね。

ただ多くは近所の勤め人だろうか。
さっと蕎麦を手繰り、すっと出て行く。
ただ、その服装が、今日日の業界っぽいヒトが多いのは面白い。


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酒を頼めばお通しが出される。
噛み応えも上々の蒟蒻。
味も染みている。


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《板わさ》

蒲鉾の密度が尋常ではない。
もうぷりっぷりで噛み切るのに難渋するほど。
山葵は当然颪たてで香り・辛味共に善し。


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《山芋》

表面には焼き目が付き、さっくりとした歯応え。
中は当然、糸をひく旨さ。


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《玉子焼き》

一つあたりが随分と大きい。
所謂、お蕎麦屋さんのそれだけど
出汁の塩梅が程好く、
玉子の旨味がみっしりと詰まっている。


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《天麩羅盛り合せ》

衣は少々厚めで、少ししっとりしている。
旬の野菜を主体に魚介類も。
熱々を頬張るのが幸せ。


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《蛸ぶつ》

見た目より軟らかめ。
さくっと歯が通る。
そしてすっきりとした香りが鼻に抜ける。


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《鴨焼き》

葱はお約束。
この時期でも脂がじゅわっと美味しい。


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《鶏焼き》

やはり脂の質と、肉の歯応えが違うかと。
脂を吸った獅子唐は何れも美味。


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空豆

綺麗な翡翠色。
皮が硬くないので
そのまま食べられちゃう。


ぼちぼちお腹がくちくなって来たので
〆の蕎麦を行ってみる。


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蕎麦は二八。
細くエッヂが立ち、すっきりした面立ち。
すっと口に入り、するっと喉を駆け降りる。
蕎麦の薫りがふわっと立つ。

これで、大盛。


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汁の量はそんなに多くないけど、
ちょこっとしか漬けないんだから
全然問題無し。

やや鹹め、好きな味。


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で、穴子の天麩羅を付けて貰った訳だが、
これが大きくて幅広で身もほっこり。
もう、満足満足。

勿論、最後は蕎麦湯を貰い綺麗に飲み干す。


評価は「ちょっと高い居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆☆。


場所も【ニュー新橋ビル】から二ブロックほど先と
駅至便。

新蕎麦の季節に来て見たいかも。