日本酒がウリの居酒屋。
一階は調理場に、かなり雑然とモノが置かれているスペース。
二階はテーブルが数卓設えられ、詰めれば三十人ほどは入れそう。
二階はテーブルが数卓設えられ、詰めれば三十人ほどは入れそう。
当日は予約を入れての訪問も
19時を過ぎる頃からは三々五々幾つかのグループが
二階に上がって来る。
19時を過ぎる頃からは三々五々幾つかのグループが
二階に上がって来る。
メニューはその日のおススメが黒板に書かれているが
実際は有って無いようなもの。
実際は有って無いようなもの。
差配をするおばあちゃんが一人居て
「私に任せておけば良いのよ」状態。
適当に見繕い出して呉れる。
「私に任せておけば良いのよ」状態。
適当に見繕い出して呉れる。
《お通し》
青菜のお浸しは出汁が沁みて美味しい。
出汁巻玉子はやや甘目。
塩辛は熟れて深い旨味。
出汁巻玉子はやや甘目。
塩辛は熟れて深い旨味。
南瓜は煮崩れておらず、繊維や皮が気にならない上々の炊き加減。
茄子も旬の旨さ。素揚げの油を吸ってこってりとしている。皮も邪魔にならない。
茄子も旬の旨さ。素揚げの油を吸ってこってりとしている。皮も邪魔にならない。
鱸は旬は過ぎても脂が乗って、しかも荷崩れていないのは凄い。
鮪も味が染み、噛み応えも上々。
鮪も味が染み、噛み応えも上々。
《おでん》
出汁は澄んだ薄味で、素材の旨さが生きている。
蒟蒻が二種入っているのは珍しいかも。
飛竜頭・はんぺん、何れも良く出来ている。
蒟蒻が二種入っているのは珍しいかも。
飛竜頭・はんぺん、何れも良く出来ている。
《刺身五種》
一人あて一切れだけど
烏賊は透明感があり、舌に吸い付くような食感。
烏賊は透明感があり、舌に吸い付くような食感。
鯛も良い感じ。
蛸は軟らかく歯が通り、香りも上等。
《鶏唐揚げ》
チューリップ状に整えられ
味は油淋鶏、表面かりさくで美味しい。
味は油淋鶏、表面かりさくで美味しい。
トマトは熟れ熟れで瑞々しく甘々。
〆の茶蕎麦はすっきり細め。
エッヂが綺麗に立ち、すっと啜れる。
エッヂが綺麗に立ち、すっと啜れる。
ただ量が少ないのは残念。
最初はビールで始めて、中途
同席者が呑んでいた焼酎が美味しそうだったので
それを所望したら「あんたはビールだけ飲んでればイイ」と
件のおばあちゃん。
同席者が呑んでいた焼酎が美味しそうだったので
それを所望したら「あんたはビールだけ飲んでればイイ」と
件のおばあちゃん。
なので、日本酒も含め飲めず仕舞い。
勿論、洒落の部分もあるだろうけど、
「もう帰ってくれていいから」とまで言われる始末で
客あしらいはかなりアクが強い。
「もう帰ってくれていいから」とまで言われる始末で
客あしらいはかなりアクが強い。
何か気に障ることでもした・言ったかなぁ、と
こちらは思い当たる節は無いので当惑するばかり。
こちらは思い当たる節は無いので当惑するばかり。
まぁ、この遣り方で、一種のコミユニティが形成されているようだから、
それを心地好いと思う人だけが集えばやって行けるのだろう。
それを心地好いと思う人だけが集えばやって行けるのだろう。
そんなこんなで支払いは
一人あたり驚愕の九千円。
一人あたり驚愕の九千円。
なにも考えずに日本酒飲み過ぎ(自分以外)。
評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で、料理だけなら
☆☆☆☆。
☆☆☆☆。
その他諸々を勘案すると
☆☆☆★。
☆☆☆★。
先のおばあちゃんは歳の割りには記憶力が良いようで
一回だけしか来ていない同席者の顔を
ちゃあんと覚えていた。
一回だけしか来ていない同席者の顔を
ちゃあんと覚えていた。
なので自分の再訪は、たぶんないだろう。