RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

杉本商店@新宿 2015年8月22日(土)

甲州街道】から【ワシントンホテル本館】裏手に廻る路地を
僅かに入った右手。

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店内は厨房に向いたL字型八席のカウンター。
更には壁に向いたストレート四席のカウンター。
二人掛けのテーブルが五卓、四人掛けが一卓と
夜は呑み屋にもなるようで、かなりの収容人数。

11:10の入店で先客はゼロ、
その後食べ終わって出るまでの来客は二。

券売機は入り口右手。


食したのは、
特製濃厚つけそば。
値段は980円。

並・中盛は同料金とのことなので、
食券を渡す時に「中盛で」とお願いする。

更にはライス(サービス)の有無を確認されるが、
何時もの通り遠慮する。


十分ほどで、麺とつけ汁が供された。


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麺は中、やや平、ストレート、僅かに捻じれ。
表面は水で〆られ艶々とし、まるで饂飩のよう。

茹で加減はかなり軟らか目。
むちもちした噛み応えには欠け、
すっと噛み切れる。

量は300g(並は200g)十分にあり、
そこそこお腹は膨れる。


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つけ汁は動物系+魚介系。
「濃厚」とは書かれているけれど、
そこまでの濃さは無い。

粘度も低め、ややさらりとした口当たり。
しかし、麺への味の乗り移りは十分。

動物と魚のバランスは取れ、何れにも突出しない
軟らかな、まろみを帯びた味わい。

僅かに酸味、爽やかな甘み。
散らされた大振りに切られた葱の助けも相俟って
飽きずに完飲してしまう。

(割りスープは頃合いを見計らい、
ポットに入ったものが卓上に置かれるが
使わず仕舞い)

中にはデフォと思われる具、
拍子木状のチャーシューとメンマが入るが

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これだけだとちょっと寂しいんじゃないか。
それ以外には短冊大の海苔が一枚だけだし。


特製分の具材は、チャーシュー、メンマ、玉子。

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チャーシュー(と言うより豚肉)は
短冊大が一枚。
生姜焼きの様に濃いタレを纏い、
さっと炙られている。

メンマはやはり拍子木状で薄味。
太さは不揃いだが押し並べて軟らかい。
味付けも控え目。


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玉子は黄身の芯が蕩け出し、
絶妙の茹で加減。

色の沁み具合から、味もしっかり付いているかと思えば
それ程でもない。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。


具材に多少のチープ感と、
麺の水切りの甘さと茹で加減の疑問はあるものの、
総じて美味しく頂けた。