RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

東池袋大勝軒直系 喰我@川崎 2014年9月1日(月)

いやあ、歩いた歩いた。
【川崎】駅を背に【101号】を直進。
第一京浜】を越え【追分】を越え【大島三丁目】の標識が見える左手奥。

近所には、あの『玉』の本店も在るけれど、
今日はここと決めていたから。

それにしても中途から降り出した雨もどしゃ降りになり、
服は濡れるし、靴の中は水浸しだし。

そんな中をひたすらまっすぐ二十分ほど掛け、
漸く辿り着いた。

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店内は厨房を囲むL字型十一席のカウンター。
13:00の入店時に先客は五、
その後食べ終わって出るまでの来客はゼロ。

まぁ、この雨じゃあねぇ。


券売機は入り口左手。

オーソドックスな《もりそば》《あつもり》
もあるんだけど、他の系列店には無い一品に眼が留まる。

先達の味をきっちり踏襲する店、
独自の味を開拓し付加して行く店とあるが、
まぜそば》の提供も含めて、標題店は後者の趣きが強いかな。


食したのは、
潮つけめん。
値段は750円。

麺量は300g(一般の店より多いです)の貼り紙がある。


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うわ~、なんて特徴的なビジュアルだろう。
前面が緑っぽい色で覆われている。

先ず、短冊大の海苔が三枚。
これは磯の香りがする。

更にはちぎった海苔もぱらりと降られている。

オマケに、若布がたっぷりとトッピング。
これをつけ汁に投入すると、潮の香りが
うわっと立ち上がる。
更には、元々の滑りが乗り移り、食感も変化する。


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麺は中ストレート、ややカール。
表面は艶々。啜り具合、喉越しは良好。
そして太さの割りには、もっちりとした噛み応え。
麦製の麺を食べている充実感が横溢する。

が、量は300gを、少なく感じてしまった。


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つけ汁は豚骨醤油。
仄かに酸味と甘み。成る程『大勝軒』の面影がある。

が、魚粉が投入され、舌触りはややざらつき、
しかし魚系の旨味はそれほど強くは感じない。

それよりもだ、麺にトッピングされた具を投入することでの
香りの変化の方が大きい。


それ以外の具材は、チャーシュー、メンマ。

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チャーシューは厚みのある花札大が二枚。
これも、らしい、出来。
噛み応えがある。

メンマもも同様。濃すぎない味付きに
さくりとした食感。
量が多いのも嬉しい。


評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。

かなり工夫された一品と感じた。
しかし、病み付きになるほどではない。
オーソドックスなメニューの方が、
良かったかもしれない。