RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

ラーメン食堂 粋な一生@秋葉原 2014年8月8日(金)

【1】番出口から【昭和通り】を北へ。
デイリーヤマザキ】の角を右折し、100mほど行った左手。

店の前の幟には「冷たい麺もあります」の
有り難い文字が染め抜かれている。

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店内はストレート十席のカウンターに四人掛けのテーブルが二卓。
13:05の入店で先客は九、
その後食べ終わって出るまでの来客は十と、大変な繁盛。
しかも、男女が連れ立って来るケースが多いのが珍しい。

券売機は入り口右手。


食したのは、
塩つけ麺+麺大盛り。
値段は780+100で880円。

「塩」のボタンが一番上部に並んでいるので、
多分、自信作なのだろう。

「特製つけ麺」にも食指が動いたのだが、
二番目の醤油と同じ段に在ったので、ちょっと逡巡してしまった。

ただ、後から考えると、《つけ麺》は「塩」一本なのだろうな。

食券を渡すとライスの有無を確認されるが
常の如く遠慮する。


厨房には『浅草開化楼』の麺箱が積まれている。

後から来た客の汁モノが先に供され
十分ほど待って目の前に置かれた一品。
麺はやや太目が使用されているようだ。


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麺は中、やや細、縮れ。
かなり黄身掛かっている。
量はたっぷりで300gは優に超えている。
お腹が一杯になった。

表面はつるつる。啜り易く、するすると口の中に入って行く。

ただ噛み応えは軟らかめ。中心に仄かに芯を感じる程度で
茹で方というよりも、麺の特性なのだろう。

滑らかな麺なので、つけ汁の絡みは、あまり宜しくない。

頭頂部には刻み海苔が降られている。


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つけ汁は塩。
美しく透き通っている。
表面にはたっぷりの葱と胡麻
そして底には、柚子片も潜んでいる。

最初は、ややの物足りなさを感じるが、
やがて、じわ~~と優しい旨味が押し寄せて来る。

尖りのない、まろみを帯びた味。
最後まで飽きずに頂けた。


具材は、チャーシュー、メンマ、小松菜。

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チャーシューは大人の掌大、バラ巻が一枚。
5mm程度の厚み。

軟らかく煮上がり、しかし、豚らしい特有の旨味が
しっかりと残っている。


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メンマは極細、短め。
たっぷりと盛られている。

薄色で薄味。しかし胡麻油が絡められ、
それが次第につけ汁に馴染み、味も変化して行く。


評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。

しっとりとした、軟らかい味の一品。
これであれば、連れて来られた女性達も
文句無いだろう。