RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

渋谷区立松濤美術館所蔵品展@ギャラリー大和田 2013年8月31日(土)

改装期間中に場所を借りて開催されていた「所蔵品展」も
本展の第三回目を以って終了。

タイトルは「Ⅲ 飯田満佐子の日本画

会期は~9月8日(日)まで。

当日は14:00~ギャラリートークが開催されるとの告知。

それを避けて14:40頃着も、げ、
まだ続いている。

学芸員の周りに四人程が集まり、
話しに聞き入っている。

もう四十分も拝聴していたとは凄いな。


{日本画}とは言うものの
展示されている四十点の殆どは抽象的な作風。

岩絵と墨を使用していることが
和を感じさせるベースとなっている。

ざらついた画面にタイトルは兎も角
共通のモチーフである、眼の様な丸が
点在していて、鑑賞する側を見つめているみたいに
落ち着か無い気分にさせられる。

並んでいる作品は
全てが本人からの寄贈品。

中には作者の画の師匠である
『大橋簾堂』の作品もあり、
こちらは正統的な山水。
一服の清涼感さえ感じさせる。


勿論、本人が描いた山水も
二幅ほど展示されてはいるのだが、
どうだろう、
他の作品に比べると
逆に物足りなさを感じてしまう。