RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

第97回 二科展@国立新美術館 2012年9月9日(日)

嘗て足を踏み入れた事がなかったのだが、
今回は招待券を頂いたので行って来た。

ちなみに、一般の入場料は1,000円。

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会場内は、想定通り、一般の展覧会とは様相を異にする。
言ってみれば、御稽古事の発表会に集う生徒さん達が多く居る様な、
独特の雰囲気。

聞き耳を立てていると、知古や先生が出展しているので、
などの内情も漏れて来る。

それ故か、
通常の展示会では禁止されている写真を撮る人、
5~6人の集団で徘徊し、声高にしゃべりあう人、
携帯で会話をする人、
持参のペットボトルから飲み物を摂る人、
許容されているのかはわからないけど、
かなりの無法地帯と化している。

特に、3階の入り口付近に展示された
工藤静香』の作品周辺は激しくて、
写メを撮る人の待ちが出来てたもんね。


が、正直言って、その激しい物量に圧倒されたのも事実。
基本、各フロアのA・B・C・Dの展示室ぶち抜きで
1F~3Fまで展開されている。

なので、一点一点ゆっくりと観ることなどはとても適わず、
ゆるゆると歩を進めながら、ぴんと来る作品があれば足を止め
魅入ることを繰り返す。

そんな中でも、彫刻類は相当面白く、
タイトルに造形の妙が著しくフィットして、
他の観覧者も、ここでも滞留が最長の印象。

下の階から順に廻ったのだが、上層に行くほど
閑散とするのは、何時もながらの皮相な構造、
でも個人的には、若手の作品も多い3階の方が
気持ちが入ったがな。


結局、三時間ほどいたのだが、満足するほど鑑賞できたかと言うと、
それは今だし。
一日居る覚悟がないとムリだろうなぁ。

会期は、~今月17日(月)まで。