客層も、それを懐かしむ年代が
多いのかと思っていたが、
確かに高齢には振れているものの
(「PG12」だからか)幅広い。
多いのかと思っていたが、
確かに高齢には振れているものの
(「PG12」だからか)幅広い。
本編初頭での〔あの素晴しい愛をもう一度〕を歌いながらの
『パパイヤ鈴木』振り付けによる
こちらが赤面するほどのぎこちないステップ。
『パパイヤ鈴木』振り付けによる
こちらが赤面するほどのぎこちないステップ。
中途のメイド風ミニスカートを着けての
ぎこちないポージング。
ぎこちないポージング。
とどめは、セーラー服を着せて
後ろ手に縛り上げ、天井から吊るし上げる。
後ろ手に縛り上げ、天井から吊るし上げる。
もう、監督のアブナイ嗜好
全開である。
全開である。
ただ、年齢も外見も原作に酷似していることも含め
最適なキャスティング。
最適なキャスティング。
『太賀誠』には『妻夫木聡』。
もう31だと言うのに、高校生役を演じている。
が、外見が原作に準拠しているので
これは許容範囲か。
まあ、〔Paradise Kiss〕の『向井理』より
違和感ないわなぁ。
もう31だと言うのに、高校生役を演じている。
が、外見が原作に準拠しているので
これは許容範囲か。
まあ、〔Paradise Kiss〕の『向井理』より
違和感ないわなぁ。
本編は、原作の基本的な骨格はそのままに、
体裁を大胆にアレンジしている。
体裁を大胆にアレンジしている。
時として挟み込まれる現代風のギャグ。
そしてミュージカル宜しく、
登場人物が突如として唄い踊りだす。
そしてミュージカル宜しく、
登場人物が突如として唄い踊りだす。
しかも、通常のミュージカル文脈を逆手に取り、
回りの人間に、恰も異なものを見る態度をとらせることで
それをも笑いに転化している。
回りの人間に、恰も異なものを見る態度をとらせることで
それをも笑いに転化している。
素晴しい。
観終わって出て行く客からは
「原作と全然違うじゃないか」との声もあがっていたが、
なに、そんなことはたいした問題ではない。
「原作と全然違うじゃないか」との声もあがっていたが、
なに、そんなことはたいした問題ではない。
主題をきっちりと抑えながら、
技巧たっぷりに娯楽作を創りあげた
監督の大いなる佳作である。
技巧たっぷりに娯楽作を創りあげた
監督の大いなる佳作である。