RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

モテキ@109シネマズ川崎 2011年10月1日(土)

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345席と広めの【シアター6】は
半分程度の入り。
各所での評価が高かっただけに、
少々拍子抜け。

客層はカップルが圧倒的に多いのだが、
中学生くらいの男子の団体・女子の団体も多い。
これって・・・・。


何と言っても、
麻生久美子』『仲里依紗』『長澤まさみ』『真木よう子
(すいません。好きな順に並べました)の四人の出演が素晴しいのだが、
これは、
「30過ぎの草食系男子に訪れた、二度目の”モテキ”の顛末」
とのシノプスは、はっきり言って添え物に過ぎない。

実態は、監督を務める『大根仁』が妄想を爆裂させた作品である。

例えば、
真木よう子』の様な上司に、言葉も含めてサディステックに指導されたい、
とか、
仲里依紗』の様なキャバ嬢に(本作ではそうでないが)、
胸のばっくりと空いたドレスで接客されたい、
とか、
麻生久美子』が頬っぺたにご飯粒をつけて牛丼を掻き込む顔を
正面からまじまじと見たい、
とか、
今までは、がっちりと厚着で通してきた『長澤まさみ』に
極薄で露出度の高い服を着させ、ねっとりとしたキスをさせて見たい、
とか。


基本ミュージカル仕立てで
(『Perfume』を連れてきて、『森山未來』と
唄い、踊らせるシーンに象徴的)、
音楽は既存曲を、そのシュチエーションに合わせ、
上手く使用している。
全部で三十に近いわけだから、
全編の殆んどのシーンで何らかの曲が流れている計算。
歌詞が字幕の様に表示される手法も、
実際はモノローグに近いもので、
観客はより演者に感情移入できる仕掛けで、
ここではより効果的。


エンドロールの表現も含めて、
オタクゴコロ満載の満足度の高い作品。

特に前述の女優さん達が好きな人は、
迷わず直行すべきだろう、
期待通りの役柄が拝める訳だから。