172 木戸龍介 [Form of Sin]
173 熊野 海 [HAPPINESS∞REVOLUTION]
174 前田雄大 [絵画性の視座]
175 茅根賢二 [Melting scene]
の四人なのだが、
173 熊野 海 [HAPPINESS∞REVOLUTION]
174 前田雄大 [絵画性の視座]
175 茅根賢二 [Melting scene]
の四人なのだが、
一階の展示『木戸龍介』には度肝を抜かれた。
会場内には、白い巨木が
ごろんと転がっている。
近寄って仔細に見ると、
鑿の痕も荒々しい。
が、却って木の肌に相似し、風合いを醸し出している。
しかし、そのカタチは異形。
奔流から一筋を切り出した様に、
力強く荒れ狂っている。
会場内には、白い巨木が
ごろんと転がっている。
近寄って仔細に見ると、
鑿の痕も荒々しい。
が、却って木の肌に相似し、風合いを醸し出している。
しかし、そのカタチは異形。
奔流から一筋を切り出した様に、
力強く荒れ狂っている。
四回奥の『茅根賢二』の作品群は
『ターナー』の風景が光りの粒子の中で弾けたのとは真逆に、
夜の都会の雑踏の中で、その景色はゆるゆると
蕩けそうになっている。
全ての輪郭は最早判然とせず、境界も曖昧になっている。
しかし、部屋の中央に立ち、周りを見回せば、
其処に在るのは、見慣れた風景、そして
よく見かけるあの人だし、
もう一人の自分なのだ。
『ターナー』の風景が光りの粒子の中で弾けたのとは真逆に、
夜の都会の雑踏の中で、その景色はゆるゆると
蕩けそうになっている。
全ての輪郭は最早判然とせず、境界も曖昧になっている。
しかし、部屋の中央に立ち、周りを見回せば、
其処に在るのは、見慣れた風景、そして
よく見かけるあの人だし、
もう一人の自分なのだ。