RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

トーキョー・ストーリー 2011@トーキョーワンダーサイト本郷 2012年4月21日(土)

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会期は~4月29日(日)まで。

副題に「TWSリエーター・イン・レジデンス・オープン・スタジオ」と在る様に、
成果発表なのだが、
他の【TWS渋谷】【TWS青山】でも同時開催されているのは大掛かり。

で、先ずはこちらの【本郷】分から。


1階フロアーに展示されている
マティアス・ヴェルムカミーシャ・ラインカウフ』の〔Drifter〕。
部屋の奥、隅の方には、旧式のアナログテレビが積み上げられている。
そこに映し出されているのは、見慣れた街の風景、
ビルの壁面であったり建物の屋上であったり、と
何の変哲も無い。

が、暫らく眺めていると、画面に変化が起る。
人が移動しているのが見える!!
画面の下から上に、右から左に。
しかし、その場所が問題で、
基本先に挙げた様な途轍もなくキケンな場所
(高い橋桁の上や、ガスタンクの天辺に繋がる梯子、
なんてのもあった)。
当然、許可は取っているんだろうが、
それにしても、何の衒いも無く、
当然の様にぽ~んと提示されると
一瞬、虚を突かれてしまう。


2階手前の小部屋
『木戸龍介』の〔無用之用〕にも笑わせて貰った。

これも、日常のありふれた文物が加工を施され、
何かしら異なる意匠を纏ったものに変容している。
例えば、入浴剤の「バブ」は彫刻をされ、
何になっているのだろう?


3階
『荒木悠』の〔ALMOST DOWN〕。
胡桃を割る為に、高所から咥えては落とすを
繰り返す烏の映像。
飛び立ち、落下させ、割れていないことを確認し、
再び咥えて飛び立つことを何回も何回も。

烏の賢さを示す有名な話ではあるし、
観たこともある内容ではあるが、
反復性が何ともユーモラス。

果たして、この烏は、
胡桃を食べることができたのだろうか?


当館での展示は計六組。
内、三組が映像作品。