この店との付き合いは、もう三十年近くにもなる。
開店したての頃、先ずはランチ、そして
ディナーと、かなりあしげく通い、色んな案内も貰うようになった。
「御節」もここで作ったものを毎年のように買わせて頂いた。
開店したての頃、先ずはランチ、そして
ディナーと、かなりあしげく通い、色んな案内も貰うようになった。
「御節」もここで作ったものを毎年のように買わせて頂いた。
そして、五年ほど前だろうか、
オーナーからの年賀状にあった「暫らく充電します」という謎の文書。
ややあって、弟子に店を貸し、自分達は一線を退いたことを知る。
オーナーからの年賀状にあった「暫らく充電します」という謎の文書。
ややあって、弟子に店を貸し、自分達は一線を退いたことを知る。
元々、遠くへ引っ越してしまったため、足がかなり遠のいていたのだが、
このところは全然訪問していなかった。
Webでは時々chkはしていたんだけど。
このところは全然訪問していなかった。
Webでは時々chkはしていたんだけど。
そして、今年の9月頭。
届いた葉書を何気なく見ると、
なんと10月頭から現場復帰するという嬉しい知らせ。
これは、行かずばなるまい。
届いた葉書を何気なく見ると、
なんと10月頭から現場復帰するという嬉しい知らせ。
これは、行かずばなるまい。
ということで、予約をし、勇躍出かける。
しかし、店内は他に一組の先客だけと
以外と閑散。
しかし、店内は他に一組の先客だけと
以外と閑散。
聞けば、ディナータイムの客は四組に限定している由。
二人だけで切り盛りしているので、
それくらいが限界とのこと。
営業時間も17:30~20:30(ラストオーダー)は
かなり早いよなぁ。
しかも、用意されているコースも二種のみと、
以前からはかなり減少。
ただ、前述の理由を考慮すればやむをえまい。
二人だけで切り盛りしているので、
それくらいが限界とのこと。
営業時間も17:30~20:30(ラストオーダー)は
かなり早いよなぁ。
しかも、用意されているコースも二種のみと、
以前からはかなり減少。
ただ、前述の理由を考慮すればやむをえまい。
次ぎにオードブルの三種盛り合わせ。
〔魚介のマリネ〕は海老・帆立・烏賊。サラッとしたオイルに漬け込まれている。
〔豚肉のパテ〕は御馴染みの懐かしい味。荒めの肉の粒子が心地良く舌に当たる。
〔サーモン〕厚みがあり、脂も乗っている。中にはサーモンのリエット。
次いでのオードブルは、〔フォアグラのソテー〕
表面はかりっと、中はしっとり。甘めのソースがぴったり合う。
下に敷かれているのは、コンソメで煮た里芋。これが出色。
甘味が増し、これだけで食べても十分に美味しい。
肉料理は〔鴨のロースト〕。
表面は芳ばしく焼き上げられているのだが、
中は血が滴りそうなルビー色。
しかし、ちゃあんと火は通っている。
プラムと甘めのソースが肉にぴったり
(西洋人の、この感性には、ほとほと感心する)。
かりっと揚がったジャガイモが又美味しい。
なまじのチップスなど問題にならない。
付け合せは、〔ポテトグラタン〕。
ホワイトソースは家庭では真似のできない味。
〔チーズ〕は二種。黒パンに乗せて頂く。
ぼちぼちお腹もくちくなってきたかな。
デザートは〔バナナ〕。
蒸されたバナナは甘味と香りが増している、
それだけでも十分なのに、焼いたカスタードクリームを纏い、
更に美味しさが向上。
適度なワインも一本空け、二人で二万円を渡せば、
千円札が数枚御釣りに来る。
何て素晴しい、C/P。
千円札が数枚御釣りに来る。
何て素晴しい、C/P。
ちなみに、相方のデザートは〔ガトーショコラ〕。
これもチョコの苦味と甘味が絡み合って、
う~ん、たまらん。
正直な食後感は、以前よりかるくなった印象(勿論、良い意味で)。
ただ、こちらも年齢と共に、重すぎるものは受け付けなくなるわけで、
これはこれで好都合。
ただ、こちらも年齢と共に、重すぎるものは受け付けなくなるわけで、
これはこれで好都合。