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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

私を見て! ヌードのポートレイト@東京都写真美術館 2010年8月21日(土)

イメージ 1
写真の左側ね。

「ヌード」と言うと服を着ていない女性、と
ステレオタイプに思い浮かべてしまうが、
本展での定義は、若干異なっている。

入場していきなり提示されるのは、江戸時代の銀板写真
そこには、褌一丁で駆けている飛脚の姿が・・・・。おい(怒)。

いきなり肩透かしを食らった気分
(ただ、同時に並べられている、半裸の遊女が、
馴染み客と同衾しつつ碁を打つ、
と言った写真を観るにつけ、
当時の文化水準の高さに、思い至ったるする)。

しかし、全5章で語られる展示を順に見ていけば、
様々なカタチでの「ヌード」の表現に触れることができる。

が、そこは、それ、目に付いてしまうのは、
メイプルソープ』×『パティ・スミス
ヘルムート・ニュートン』×『シャーロット・ランプリング
のように、良く見知った作品群。

男性のヌードもあるものの、
カルメン・マキ』×『篠山紀信』といった、
存在すら知らなかった作品も多数。

基本的には現代に向かい並べられているので、
時代の変遷によるカラダの捉え方の移ろいが、
視覚的に迫ってくる仕掛け。


一般の入場料は500円だが、
ディスカウンターでは300円程度で販売されている。