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好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

生誕100年!植田正治のつくりかた@東京ステーションギャラリー 2013年12月22日(日)

タイトルにもあるように、
今年が生誕百年とのことで、『植田正治』関連の催しは
目白押し。

残念にも行けなかったがここでも開催されていたし、
【写真美術館】には、必ず行く。

で、本展。上記二つとは重なる内容もあるだろうけど、
会期は~2014年1月5日(日)まで。

一般の入場料は900円だが、
これを持参し、カウンターで提示すれば
100円引きで入場可能。

イメージ 1


会場内は小さい部屋が幾つも連なっている構造なので、
小さめの写真が並んでいる本展は、あまり観やすくはない。

加えて意外と、人が大勢入っているのは想定外で、
よくやるように、順路には従わず、行きつ戻りつしながら、
人気のないものから順次鑑賞する。


総展示数は145と、相当数の印象も受けるが、
実際に、ゆるゆると観て廻れば、さほどではない。

〔童暦〕〔砂丘モード〕〔白い風〕と言った、
幾つかの写真集からの抜き出し展示が多いのも、
よりその感を強くさせる。


砂丘をスタジオ代わりに使用した作品もそうなのだが、
遮蔽物や、他の要素が入り込まない、
広がりを強調した空間での撮影が特色の幾つかは、
解放感と共に、広所が醸し出す妙な不安定感も、
観るものに感じさせるのは特有。


また〔砂丘モード〕で、多くの同一人物が
横長の画面内に大小偏在する作品の、
合成指定校が見られるのも、
今回の大きな収穫か。