「あなたは誰?」と『芳山』クンが授業中に振り向く予告編を
今でも鮮明に記憶している。
〔タイム・トラベラー〕。
1972年のNHK〔少年ドラマシリーズ〕の第一作。
算盤教室を早々に退出し、自転車を飛ばして
大急ぎ帰り、テレビにかぶりついたものだ。
今でも鮮明に記憶している。
〔タイム・トラベラー〕。
1972年のNHK〔少年ドラマシリーズ〕の第一作。
算盤教室を早々に退出し、自転車を飛ばして
大急ぎ帰り、テレビにかぶりついたものだ。
2006年のアニメ版。
喜怒哀楽の激しい主人公がよく走る映画。
伯母が『芳山和子』であることを指し示すシーンはあるが、
定かではない。
なかなかの佳作。
喜怒哀楽の激しい主人公がよく走る映画。
伯母が『芳山和子』であることを指し示すシーンはあるが、
定かではない。
なかなかの佳作。
そして、本作は、上記全ての作品の延長線上にある。

朝イチ上映のせいだろうか。
キャパ138席の【CINE 3】は「ポイントカード提示割引」日だというのに、
二割程度の入り。
『芳山和子(安田成美)』の娘『あかり(仲里依紗)』は母と二人暮らしの高三。
今春の入試で母親が勤める薬学大に”ミラクル”合格を果たす。
一方、母親は、蘇えった過去の記憶にある約束を果たすため、
タイムトラベル用の薬の開発に励む。
今春の入試で母親が勤める薬学大に”ミラクル”合格を果たす。
一方、母親は、蘇えった過去の記憶にある約束を果たすため、
タイムトラベル用の薬の開発に励む。
そんな折、母親が事故に遭い、意識不明になってしまう。
一瞬目を覚ました彼女は、娘にその責務を託す。
薬を飲んだ『あかり』だが、行き先の年と月を間違え、
時空を越えてしまう。
本来なら1972年4月のはずなのに、
1974年2月に跳んだ『あかり』は『ケン・ソゴル』と
出会うことができるのか。
一瞬目を覚ました彼女は、娘にその責務を託す。
薬を飲んだ『あかり』だが、行き先の年と月を間違え、
時空を越えてしまう。
本来なら1972年4月のはずなのに、
1974年2月に跳んだ『あかり』は『ケン・ソゴル』と
出会うことができるのか。
幾つかのエピソードを輻輳させながら物語りは進むのだが、
傍観者である我々は、新しいカードが切られる度にも、
実は結末を知りながら観ている。
判っていながらも、次の展開にドキドキしてしまう。
その脚本の練りこみが見事。
過去の作品から幾つかを掬い上げ、
水平思考的な展開へと処理している。
傍観者である我々は、新しいカードが切られる度にも、
実は結末を知りながら観ている。
判っていながらも、次の展開にドキドキしてしまう。
その脚本の練りこみが見事。
過去の作品から幾つかを掬い上げ、
水平思考的な展開へと処理している。
ジュブナイルをベースにした、大人の鑑賞にも耐え得る傑作。