RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

現代美術の展望「VOCA展2010 -新しい平面の作家たち-」@上野の森美術館 2010年3月21日(日)

一般の入場料は500円だが、
事前に300円で購入済み。

イメージ 1

春らしい陽気に誘われて、上野界隈は大層な人出。
それにあわせるように、本展もまずまずの人の入り。
当日券を買っている人や、”等伯”などの、他の展示会から
流れてきた人を多く見る。

「VOCA賞」は『三宅砂織』で、おおここで観ているではないか。

更に「奨励賞」の『中谷ミチコ』は、これだな。
今回の受賞作〔そこにあるイメージⅠ・Ⅱ〕は、凹面で作成されている顔の視線が、
どの角度からでもこちらを見つめているように感じられ秀逸。

そして賞は取っていないけど、『ましもゆき』
作品〔永劫の雨〕はインクとペンで、例によって詳細な線で描かれた「鳳凰」が画面いっぱいに
咲き誇っている。
羽毛の質感の描写には益々磨きがかかり、困るなぁ、こんなものを展示されたら動けんじゃあないか。

「佳作」の『清川あさみ』は人ではない題材で受賞。
こんな展開も有ったんだなぁ、と・・・・。
〔HAZY DREAM〕のタイトル通り、ビル街の夜景が、潮流のある靄に覆われた様にも見える。


同時開催の
『照屋勇賢』”ひいおばあさんはUSA”も一見の価値有り。