RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

VOCA展2013@上野の森美術館 2013年3月17日(日)

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今年の”VOCA展”は20周年の記念大会

だからと言って、何も特別なコトは無いのだが、
【ギャラリー】では過去の受賞作からの精選品が
展示されている

一般の入場料は500円だが、
ディスカウンターで300円で購入済み。

会期は、本日が二日目で、~3月30日(土)まで。

例によってさほどの混雑とはなっていない。


各賞には、その旨の掲示がされてはいても、
こちとらの嗜好とは異なるのも
ほぼ例年通り。


順不動で気になった作品を挙げて行くと、

『大矢加奈子』に
こんなところでお目に掛れるとは、思ってもいなかった。
常の様にピンクを基調としたものに加え、真っ白な雪山
をも思わせる〔風景〕が目新しい。

『蒼野 甘夏』の〔ビル風赤松図〕は物語性を感じさせる、
しかし爽やかな日本画
人物の面立ちも含め、こ~ゆ~のは好きだな。

石井七歩』の〔十万年花鳥図〕は幾年を経て巨大化した樹木が
魔女が獲物を魅き寄せる様に、
怪しげな枝の基に家々が吸寄せられ集まって来る。

『山口英紀』の〔うたかた〕は水墨でありながら
その写生力の確かさと、描写の細やかさに驚かされる。

それ以外にも、気になった作品は幾つかあるのだが、
わけても笑わせてもらったのは『太田祐司』の
〔ルチオ・フォンタナの新作をつくる〕と題されたそれ。
もう制作過程のVTRも含め
展示作品を観れば、ウケること間違いナシ。