気温が下がることは勿論だが、
湿度の低下も自分にとっては
汁モノ主体へ移行するための大事な要素。
今日であれば、最高気温は29℃まで上がるも
湿気はさほどではないとの予報。
標題店は六月にオープンの新店。
『志田家@蒲田』の出と聞いている。
【京急蒲田】の駅を背に
【あとす商店街】に入り50mほどの左手。
店内は厨房を囲むL字型十三席のカウンター。
11:00の入店でイの一番。
その後、食べ終わって出るまでの来客は九と
なかなかの繁盛ぶり。
券売機は入り口右手。
食したのは、
特製ラーメン(中)。
値段は1,050円。
給水機は通路を挟んでの対面、
無料のライスはその横にジャーが置かれ、セルフサービス。
食券を渡すと
「麺硬め」だけをお願いする。
その割には6分と、思いの外、待ち、
カウンター越しに供された一杯。
随分とリッチな見た目の特製だ。
中央にはキャベツがたっぷりドーム状に置かれている。
生に近い茹で加減も、スープに漬せばしんなりとなる。
チャーシューはトランプ大、薄めのロース肉が五枚。
薫香が特徴的。
ホウレン草はキャベツの下に埋もれて一つまみ。
軟らかな茹で加減。
海苔五枚は厚みもあり香り善し。
鶏肉の乱角が入っているのは珍しいかも。
これも薫香が際立っている。
玉子の表面は軽く色付き、
中は黄身がとろんとした茹で加減。
出汁の沁み具合も良い感じ。
麺はやや細、軽くウエーブ。
表面は滑らかで、{家系}の割には一本長め。
硬めコールも、かなりもっちり寄りで、
芯に僅かにごわっとした歯触りを感じる程度。
量も200gには及ばぬか。
「酒井製麺」の麺箱が入り口脇に積まれている。
スープは豚骨醤油で、獣臭さが存分に味わえる。
醤油と出汁の味がぐっとコク、粘度の高さも含め、
がっつりした味わい。
久方振りに、強めの一杯。
でも、このジャンクさはかなり好きで、
一口二口三口と含んでしまう。完飲はしまいものの。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
とは言え、食べ終わる頃には汗が滲みだす。
店内は冷房も効いているけど、
外気温はもうちょっと下がってからの方が良かったな。
JRの駅に向かう途中、『志田家』を覗き込むと、
滞在客は三人ほど。
たまたまかもしれぬが、おやおやと思ってしまう。