駅からはかなりの距離。
【川崎町田線(140号)】を【鶴見川】方面に。
【矢向第一陸橋西側】を渡って直ぐの階段を降り
左手の路地に入る。20mほど先の右手。
13:30の着で店頭五人の待ち。
ワンオペなので回転は良くないと聞いてはいたが、
中に招き入れられたのは20分後。
店内も極狭で厨房に向いたストレート三席のカウンター、
四人掛けのテーブルが一卓。
カウンターの席間と、テーブル席の向かいには衝立。
その後
食べ終わって出るまでの来客は五。
券売機は入り口左手奥。
食したのは、
らーめん+味付替え玉。
値段は800+350で1,050円。
食券を渡してから10分ほどで
白い切り立った小さい目の丼に入った一杯が供される。
もはや煮干しの香りがぷんぷんと。
これで通常品なんだ・・・・。
チャーシューは大人の掌大のロース肉が一枚。
厚みが凄くて1㎝強はあり。
吊るし炙りをしているのだろうか、香りが独特。
そしてほろほろと軟らか。良く出来ている。
メンマは細めの拍子木状。
さくさくと軟らかめの噛み応え。
味付けもほど良い。
微塵に切られた生玉葱。
10㎝四方の海苔が一枚。
麺はぱつぱつとした細、ストレート。
さくりと小気味よく歯が通る。
喉越しもすっきり。
量は100g強ほど。
スープは煮干し。
粘度ややありで、滑らかな舌触り。
ただ、この手にありがちな量は少な目。
たぶん動物系のベースに
煮干しの合わせ方が絶妙で、クセを上手に抑え
旨味を手際よく掬い、品よく纏めている。
少々塩味強めも、苦みも程良いので
気持ち良く完飲してしまう。
《味付替え玉》は頃合いを見て
自動的に供される。
小さく切られたチャーシュー、フライドオニオン、
微塵の生玉葱。
さっくりと混ぜ合わせれば、麺は汁モノと同様。
量はやはり100gちょっとあるかな。
味付けは節系が香る油に、生の醤油。
尖りのある鹹さを感じつつ、美味しく頂く。
中途、残して置いたスープに漬し
《つけ麺》風にしてもまずまずのお味で。
評価は、☆5点満点で4.5(☆☆☆☆★)。
直近では良くある系も、鄙な場所だと
また違った味に感じるのは不思議。
加えて具材が工夫の賜物で、他とは一線を画す出来。