駅近くの『武蔵家』も視野にあったのだが
系列店ならば優先度は低い。
それなら《油そば》が供され出したとの標題店を選ぶ。
なので【甲州街道】を【笹塚】方面へてくてくと。
12:20の店頭着。
壁面に貼られているポスターを見つけ
これこれと独り言ちる。
中に入ればL字型九席のカウンターは満席。
でも入り口右手の券売機で食券購入の間に
ばらばらっと席が空く。
良いタイミンだったな。
その後、食べ終わって出るまでの来客は一。
食したのは、
背脂煮干あぶらそば。
値段は950円。
「10食限定」の表示があったので
時間的に不安だったけど、無事に買えて胸を撫で下ろす。
食券を渡してから8分ほどで
受け皿に乗った丼に入った一杯が供される。
随分と綺麗な盛り付け。
「マッターホルン」のように盛り上がっている。
チャーシューは低温調理の乱角がたっぷり。
噛み応えあり。
直前にバーナーで炙られ香ばしい。
メンマは軽く色付き軟らか。
微塵の生玉葱は多め。
さっと茹でたモヤシが一つまみ、背脂、一味、
大蒜チップ、青葱の順に積まれている。
底の方にカエシも溜まっているようだし、
店員さんも「良くかき混ぜて下さい」とのことなので
先ずは念入りに撹拌。
麺はやや細、ストレート。真円でパスタ様。
表面も滑らか、ずるっと啜れる。
たいした太さもないのに随分ともっちり、美味しい。
量も300g弱はあり、そこそこお腹が膨れる。
味付けは煮干しメインで香りはそこそこ。
がっつりとした強さはなく味自体は薄め。
寧ろ背脂が主張し、後で胃にずっしりと響いた。
なので味変は必須。
日頃はしない、先ずはお酢を掛け、次に辣油で
少しづつの違いを楽しむ。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
麺もそうだが具材も多いので、
追い飯はマストかと。