炎天下を長々と歩き、着いた時には汗だく。
この状態で食べられるメニューは限られるし、
予て心積もりの《つけ麺》を。
前回とは異なり、入り口の戸と
歩道に面した窓は大きく開け放たれ、
席間には透明の衝立。
「お好きな席にお座り下さ~い」との声掛けも。
「感染防止徹底宣言ステッカー」を
貼っているだけのことはある。
そう言えばオペレーションも、
男性三名から女性に二名に変わっていたな。
11:10の入店で先客は四。その後
食べ終わって出るまでの来客も四。
券売機は入り口左手。
食したのは、
小ぶた 麺250g 豚5枚+つけ麺に変更。
値段は980+100で1,080円。
食券を渡してから7分ほどでトッピング確認。
「野菜で」とお願いし、麺とつけ汁が同時に
カウンター越しに渡される。
ん?野菜はこっちには入ってないのね。
麺は中、厚みある平、捻じれで濃い麦色。
冷水できゅっと〆られ、表面は艶々。
ムラなく茹り、やや軟らかめも、
むっと歯を立てれば芯まで冷や冷や。
麦の旨味がじゅっとし、やはり
冷たい麺の方がダイレクトに味わえると思う。
トッピングはどうやら全て
つけ汁の丼に。
そうすると随分と野菜の量が多くないか?
下までみっしり詰まってるわけでしょ。
野菜はほぼほぼモヤシに少々のキャベツ。
もうもうと湯気が上がっている。
厚さに脳がやられているせいか
オーダー時にはこの状態は想定できておらず。
先ずは半分ほどを麺の方の丼に移動、
麺を漬せるスペースを開ける。
つけ汁は乳化、表面にはたっぷり油。
色見からも判る様に、味は随分と薄め。
その分、麺の良さが際立つのだけれど、
その度合いが段々と強くなり、
野菜のせいで味が薄まったかな。
それでも過半は残してしまうんだが。
豚は大人の掌大、1㎝厚が五枚。
ふわとろと軟らかく、難なく歯が通る。
味付けは薄め。
が、脂が少々きつめで、
増さなくても良かったかな、と思いながら持ち上げた最後の一枚が端豚!
一瞬、目が虚ろに。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
熱さに負けそうになりながら
汗水たらし10分近く掛けてなんとか食べ終え、
至近の【アトレ】に涼を求めて駆け込む。
ほんの数分で汗も引き、気持ちも落ち着くと、
あ、もっと食べられたかも、と思い直す(笑)。
それでもこの酷暑が治まる迄は
{G系}は回避が無難だなぁ。