コロナ下の呑みは、換気が万全な焼肉が比較的安全なんじゃね?との
勝手な思い込みから、数軒に電話確認したところ、
直前のためかはたまた同じようなことを考える輩の多いためか、
何処も満席。
やむなく、肉っぽさを感じさせる標題店に向かったものの、
結果はごく普通の居酒屋だったとの顛末。
しかも一か所のスペースに、複数の業態(肉ウリとか、魚ウリとか)
が入るなんとも奇抜な営業スタイル。
それでも三々五々、お客さんは入って来ているようで。
【ニュー新橋ビル三階】との立地の良さも手伝っているかも。
普段なら八~十人は入れる個室を三人で占拠。
且つ、各々のが正対せぬよう、△に座る。
取り皿は勿論、取り分け用の箸も名々が個別に使用の万全の体制。
にもかかわらず、案内してくれた店員さんはくしゃみを連発。
ちょっとの間に五回はしており、マスクは着用も、
おいおいホントに大丈夫なのかと訝る。
当日は二時間飲み放題で二千円ほどのメニューを選択。
更には目に付いた品をぱぱっとオーダー、
あまり長居をせぬように本日の宴の始まり。
《お通し》は山くらげと鶏肉。
こりこりした食感に軽いピリ辛が乙な味。
冷えていても十分に美味しく、
この時期にぴったりな一皿。
《和牛鉄板ステーキ(150g)》
やはり肉類をたべたいよね、と
初手から選択。
ポテトとモヤシもたっぷり盛られ見た目はいい感じ。
しかし肝心の肉がパサつき、やや乳臭く
イマイチなお味。
《薄切り牛タン(2.5mm)塩焼き》
ポテサラを含め野菜が山盛り。
しかし、これも主菜の牛タンがどうにも硬く
なかなか噛み切れず難渋する。
《厚切りベーコン》
う~ん、これを厚切りってゆ~んだろうか。
確かに元々は厚切りだったろうが
スライスの仕方がイマイチだなぁ。
《アツアツ棒餃子》
これはなかなかにしっかりした一品。
中の餡が良く出来ている。
可もなく不可もなく。
油分が少ないのは手柄。
《からあげ》
やはり、この手の品に外れなし。
かりっと揚がり、中はジューシー。
下味の付き方も好ましい。
《高菜チャーハン》
随分と濃い色みだが、使っている醤油が違うのかな、と
味からも類推する。
普通に思う炒飯とはやや方向性が異なる。
きっちり二時間で切り上げて、
払いの方は二万円弱。
評価は「居酒屋」基準の☆五点満点で
☆☆☆。
店名とは裏腹、肉料理よりも居酒屋メニューに分がある、
何ともユニーク。