中田いくみ個展「あぶくと猫背」@アートコンプレックス・センター 2009年4月26日（日）

あろうことか携帯の充電を忘れてしまい、写真が撮れない状態。
仕方無いので、本当はイヤだが、この日の分は全てリンク表示で対応しちゃう。

さて【アートコンプレックス・センター】である。
ＪＲの【信濃町】と【千駄ヶ谷】の丁度中間くらいか。
住宅街の真ん中に、忽然と、それは現れる。
まるでお城のような建物。

展示施設はあるわ、レストランはあるわ、アートショップはあるわの複合施設。
２階の５部屋が展示スペースに当てられているが、当日はその内の３部屋で、
アート関連の展示が開催されていた。

その中でも、今日のお目当ては、
『中田いくみ』

二十点くらいの展示数。値段は、Ａ４サイズくらいのものが、１．４万円から。
半分程度の作品には、赤いシール。

細く鋭い眼の女の子が、一人もしくは二人。
同時に、赤い頬、雀斑、ＢＣＧの跡、等がお約束のように描かれる。
そして思わせぶりなタイトル。

年齢は不詳だけど、思春期前だろうか。
女の子達の日常の、何気ないけれど、ちょっと特別な一瞬が、
切り取られている。
それを、ふと、覗き見てしまったような、胸が少しチクッとする
不思議な感覚。

お邪魔した時は丁度ご本人がいらしたようで、
勿論、画の様に眼つきは悪くなく、どちらかというと、
ふわっとした感じの（お菓子系？）方だった。

「画集は作らないんですか？」というお馬鹿な質問にも、
「自分で画像を取り込むと、なかなかキレイにできないんで・・・・」と、
丁寧に返して下さった。

だよねぇ。どこかのギャラリーの専属に近いカタチにならないと難しいだろうな。
でも、画を買いたくても、環境的に買えない人には、画集って貴重なんですよ。
是非、企画して下さいな。