RollingStoneGathersNoMoss健啖部

好奇心の向くままどたばたと東奔西走するおぢさんの日記、健啖部の活動報告。文化活動履歴の「文化部」にも是非お立ち寄り下さい

遠くて身近な歴史-1968年そしてホロコースト@TWS渋谷 2009年4月25日(土)

折角渋谷に来たんだからと、行けるだけの所は行っておこう。
続いてやって来たのはこちら。

イメージ 1
TWS渋谷】
二つの展示会が開催されている。

「思い通りに消せない記憶」~ブラッドレー・マッカラム&ジャクリーヌ・タリー
一つはアフリカ系アメリカ人が、公民権を獲得するまでの歴史を、三面のモニターに
平行して投影するもの。同時に流れる曲は、自由(FREEDOM)をテーマにしたゴスペル。
もう一つは、1968年に日本で起きた事件を描いたもの。
シルクスクリーンを使用し描いた油彩の上に、シルクスクリーンを再度上から、
しかもずらして隙間を空けて貼ることで、微妙なブレが生まれ、画面の緊迫感が増している。
また、当時の新聞をコラージューしてドローイングで表現した作品もあった。

「イン・マイ・マザーズ・フットステップス」~イシャイ・ガルバシュ
自分の母親が、第二次世界大戦中、収容所に入れられ、生還するまでを、
暗室に並べられたモニター画面が、歩を進める毎に順次点灯し、
キャプション付きで追体験できる。

全てを見終えて思うのは、人間はなんて罪深い生き物なんだろうと。
暗~くなるが、それでも全く救いが無いわけでもないんだよなあ、
パンドラの箱”みたいに。