なにぶんにも人気店。
訪問の十日前に電話で予約を入れる。
で、当日は荒天にもかかかわらず
予想通り満席。
もっともキャンセルが出ても、直ぐに埋まってしまうだろう。
前回は体調が思わしくなったこともあろうか、
量自体も多くかなりの腹パン。
それに懲りて今日は、様子を見ながら
おっかなびっくりオーダーを。
中途、間が空いてしまうのは覚悟の上で。
《ニース風サラダ》
たっぷり野菜。オリーブ、トマト、玉子と
彩も美しい。
味付けは薄め。ほぼほぼツナの塩分と
少量のマヨネーズソースだけ。
その分、素材の良さが十分に判る。
《真鱈の白子のオーブン焼き》
エスカルゴ用の器に入って登場。
掛かっているのは青葱バターソース。
熱々を口に入れほふほふと食べる。
ソースは思いの外さっぱりで、濃厚な白子を引き立てる。
パンも来たので、一緒に味わう。
《玉子とラタトゥイユのオーブン焼き》
これも熱々で更に口の中がべろべろに。
トマトソースと半熟玉子、とりわけとろりと流れる濃厚な黄身は
当然合うよね。
《フランス産色々なキノコのオムレツ》
素材の茸を複数の手法で調理してくれ、値段は均一。
我々は、玉子が重なってしまうけど、オムレツでお願い。
ビジュアルはやや予想外も、茸の味が溶け出した玉子が美味しいのは自明のこと。
三皿目を食べた時点で、まだまだ食べられそうだったので
肉料理は早めにオーダー。
《和牛ほほ肉の赤ワイン煮込み》
寒い夜にぴったりなのはやっぱり煮込み。
肉は厚く大きく切り出され、それでもフォークがすっと通る軟らかさ。
ソースの味も十分に染みて、腹におさまる度に
幸せな気分に。
付け合わせのポテトがたっぷりなのも嬉しい。
黒パンも出されたので、ソースは綺麗に拭わないとね。
これだけ食べてもお腹にはまだまだ余裕が。
前回のあれは何だったんだろ?
ままよ、満腹になるまで食べますよ、今日は。
前回も食べて上々だった記憶。
ソースはベリー系かな。
兎に角、甘さが上品。
《栗のタルト》
栗のほくほくした美味しさ。
ナッツが入ったカラメルアイス、
ホイップクリームと一緒に食べれば
今日の掉尾を飾るに相応しい一皿。
飲み物は最初《カールスバーグ》で始め、
ワインは
《domaine zind humbrecht riesling》が4,900円は
市価の二倍弱と比較的良心的。
それでも足りずに《シラー》の赤をグラスで追加。
払いは合わせて1.6万円と、想定通りの金額。
評価は
ビストロ基準の☆五点満点で☆☆☆☆。
コスパの良さは変わらず。
単品を頼んでもプリフィクスでも
あまり値段が違わないは不思議だが(笑)