
あちゃ~。
こ~ゆ~ことがあると、
普段縁のない人達が
無為に流れて来て、
混雑と共に喧騒が起きるから
辛いんだよねぇ。
普段縁のない人達が
無為に流れて来て、
混雑と共に喧騒が起きるから
辛いんだよねぇ。

で、場内は案の定、
鑑賞に適した雰囲気とは言い難い。
鑑賞に適した雰囲気とは言い難い。
総点数は四十八。
掛け軸の類が殆どなので、
物量は感じない。
掛け軸の類が殆どなので、
物量は感じない。
また、『雪村・文晁・守一』と言った
大所の作品が多い訳では無い。
大所の作品が多い訳では無い。
勿論、『雪村』の〔布袋図〕は
小品ながら、その飄々とした躍動感が
軽やかな線で描かれている。
小品ながら、その飄々とした躍動感が
軽やかな線で描かれている。
また、『啓孫』の〔達磨図〕は
太い荒々しい線で、謹厳な大師が描かれ、
並んだ両者は対照的だ。
太い荒々しい線で、謹厳な大師が描かれ、
並んだ両者は対照的だ。
これらが順路の先頭に置かれているので
いやが上にも期待は高まる。
いやが上にも期待は高まる。
しかし、全体として見た時には、
コンセプトがブレている感もアリ、
例えば『谷文二』の〔柳ニ白鷺図〕。
解説にも有る通り、
なんだかとっても下手なんですけど。
『文晁』の息子らしいのだが、
才能は必ずしも遺伝するわけじゃないのね。
コンセプトがブレている感もアリ、
例えば『谷文二』の〔柳ニ白鷺図〕。
解説にも有る通り、
なんだかとっても下手なんですけど。
『文晁』の息子らしいのだが、
才能は必ずしも遺伝するわけじゃないのね。
同様に『谷文中』の〔梅下双鶏図〕も
鶏にキレや力強さが無い。
鶏にキレや力強さが無い。
そんな中でも
『島琴陵』の〔龍虎図〕は
嵐の中の龍と、それに併せた梅の表現が、
嘗て無い面白み。
『島琴陵』の〔龍虎図〕は
嵐の中の龍と、それに併せた梅の表現が、
嘗て無い面白み。
また、十点ほどが纏まって並んでいる
『柴田是真』の作品群はことのほか上出来で、
〔花瓶梅図漆絵〕はどう見ても板に直接描かれているとしか見えないのに、
紙の上に漆を盛り上げて描かれている、一種、騙し絵の体裁。
素晴しい。
この技術は、直に観ないと(多分)伝わらない。
『柴田是真』の作品群はことのほか上出来で、
〔花瓶梅図漆絵〕はどう見ても板に直接描かれているとしか見えないのに、
紙の上に漆を盛り上げて描かれている、一種、騙し絵の体裁。
素晴しい。
この技術は、直に観ないと(多分)伝わらない。
会場内は写真撮影可となっていて、
全部の作品を撮るため(だけ?)の来場者も居た様だが・・・・。
全部の作品を撮るため(だけ?)の来場者も居た様だが・・・・。
ちなみに、先に挙げた〔花瓶梅図漆絵〕は
これなんですが、


この程度の写真と解説じゃあ、
ホンモノの持つ凄みは
判らないかと。
これなんですが、


この程度の写真と解説じゃあ、
ホンモノの持つ凄みは
判らないかと。