89席の【シアター8】は、
ほぼ全席が埋まっている盛況ぶり。
ほぼ全席が埋まっている盛況ぶり。
原作の人気によるものか、
はたまた主演男優二人によるものか・・・・。
はたまた主演男優二人によるものか・・・・。
何れにしろ、自分にとっては、
これが、初『しをん』さま体験であったのだが、
原作小説のある映画を観るのは、
随分と久し振り。
これが、初『しをん』さま体験であったのだが、
原作小説のある映画を観るのは、
随分と久し振り。
漫画の映画化は多く観ていて、
こちらはビジュアルが原作に規定される側面が大。
一方、小説のそれは、自分のイメージを極大化できて、
それが個々人によって「違う」「違わない」の勝手な解釈に繋がるわけだ。
こちらはビジュアルが原作に規定される側面が大。
一方、小説のそれは、自分のイメージを極大化できて、
それが個々人によって「違う」「違わない」の勝手な解釈に繋がるわけだ。
予告編の出演者リストを見ただけで、
そこそこ配役が想定できるほど、
本作は役者が嵌まっている。
そこそこ配役が想定できるほど、
本作は役者が嵌まっている。
映画は、「まほろ駅前」で「便利屋」を営む
『多田啓介(瑛太) 』が中学の同級生である
『行天春彦(松田龍平) 』を”拾う”場面から始まるわけだが、
全六章、三百頁強の連作中編を、こんなペースで
見せていて、全て出し切れるのだろうか、と心配していたら、
それは杞憂。
『多田啓介(瑛太) 』が中学の同級生である
『行天春彦(松田龍平) 』を”拾う”場面から始まるわけだが、
全六章、三百頁強の連作中編を、こんなペースで
見せていて、全て出し切れるのだろうか、と心配していたら、
それは杞憂。
ゆったりした語り口ながら、原作を上手く刈り込み、
僅かながらの肉付けも施し、
しかも、それによって、
繋がった短編を読んでいた時は気付かなかった側面を、
表出させている。
僅かながらの肉付けも施し、
しかも、それによって、
繋がった短編を読んでいた時は気付かなかった側面を、
表出させている。
長編四作目の『大森立嗣』。
かなりの腕前を感じるし、
この調子で続編の製作も
アリなのではないだろうか。
かなりの腕前を感じるし、
この調子で続編の製作も
アリなのではないだろうか。