『あいだや』を視野に動いたのだが
あまりの行列に胆を潰す。
最初はさほどの混雑ではないように聞いていたが、
『小池』ブランドの威力、侮り難し。
標題店は線路を挟んで反対側、
【江戸っ子ビル】の【地階】。
暖簾をくぐり階段を下りて行く。
店内は厨房に向いた六席と
壁に向いた六席のカウンター。
13:30の入店で先客は二。その後、
食べ終わって出るまでの来客はゼロ。
券売機は階段下左側。
食したのは、
濃熟鶏そば+麺大盛(半玉)。
値段は950+80で1,030円。
貼られている商品説明を見ながら
待つこと3分で供された一杯。
スープが少なめに見える。
チャーシューは皮付き鶏の削ぎ切りが一枚。
大きさはトランプ大も、厚さは1㎝以上ある。
皮には焦げ目が付き芳ばしい。
身はすっと歯が通る軟らかさ。
変に匂いもせず、醤油系の味が仄かに染みている。
青葱と鶏そぼろが盛られ、
前者はこのスープには合うし、
後者はスープの旨みをブースト。
ドーム状に伏せられているのはキャベツで、
随分と量が多い。
半生なので熱々のスープに沈め、
少しでも軟らかくする努力(笑)。
メンマは少量。
軟らかそうに見えるが、
意外やさくさくの歯ざわり。
麺は細、ストレートで芯は白濁。
表面は粗くぱつんとした舌触りも、
中心は思いの外しんなりで
ぷっつり歯が通る。
喉を引っかかるように
胃の腑に落ちて行く。
量は180gほどか。
スープは鶏白湯で、僅かに茶色み。
とろみがあり鶏の香りもしっかり。
濃厚な旨味がストレートに伝わり、
塩味は軽め。
量が多くないこともあり完飲する。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
食べ終われば唇の周りがぴたぴたに。