こう気温が高くなってきたら、
行く機会ができるのは
今年の秋以降かなと思っていたら、
エアポケットのように真冬なみの寒さ。
勿怪の幸いと、【日比谷口】に出て
左手に二十歩ほどの高架下。
店内は厨房と壁に向いた各四席のカウンター、
四人掛けのテーブルが二卓、
六人掛けが一卓。
12:30の入店で先客は三。
その後、食べ終わって出るまでの来客も三。
オーダーは各種に置かれたメニューを見て直接。
会計は渡された伝票を持ち、食後に厨房脇のレジで。
食したのは、
ふかひれ濃厚オイスター土鍋御膳。
値段は1,000円。
発注からほんの2分ほどで、
四角い盆に一式がセットされ供される。
土鍋の蓋は目の前で開けられるパフォーマンス。
湯気も上がり、スープの良い香りがし、
中はぐつぐつと煮立っている。
見るからに熱々です。
さすがに、直に食べるのは難しそう。
具材はフカヒレ、青梗菜、モヤシ。
フカヒレは極小乍ら形がしっかりしているモノが二個。
繊維が口の中でほろっと解れる。
モヤシは頭と根がちゃんと処理されている。
麺は細、ストレート、軽くウエーブ。
軟らかめの口当たり。
量は100gもないくらい。
ご飯は大盛り無料だそうだけど、
特にコールはせず。
こちらも熱めだけど、
麺をこの上に一旦乗せて冷まし(笑)、
ずるっと啜り込む。
う~ん、オイスターソースのまったりした旨味が堪らん。
先に麺をたいらげ、残ったスープは
全てご飯に掛けて、完飲。
味玉と搾菜が付けられており、
前者は味が染み、茹で加減も良好。
後者は発酵した味で、却って
口の中がさっぱり。
デザートは杏仁豆腐も
ヨーグルトを食べているような
口当たり。
火照った舌が一気にクールダウン。
評価は、☆5点満点で3.5(☆☆☆★)。
とは言え、胃の中はぽっぽと温かい。
外に出ても、寒さが気にならないくらい。