照りつける陽射しの下、【立会道路】を進む。
【住友大井町ビル】を通り過ぎ、【一本橋】交差点の角。
標題店に最後に行ったのは2007年10月のこと。
干支がぐるっと一回りするくらいムカシ。
道理で店の外観も中も古びた印象。
入り口の引き戸は半分ほど開けられている。
店内は厨房に向いた七席のカウンター。
席間には仕切り。消毒液も各所に置かれている。
11:10の入店で先客は一。その後
食べ終わって出るまでの来客は二。
券売機は店の外。
食したのは、
青虎(つけ麺)。
値段は880円。
増量も考えたんだが千円を超えちゃうのよね。
食券を渡してから8分ほどで先につけ汁が、
一拍遅れて麺がカウンター越しに渡される。
おっ!味玉が半分入ってる。
麺は太、薄めの平、ストレート。
一目見て好きなタイプ。この時点で増さなかったことを後悔している。
表面つるつるでちゅるんと啜れ、舌にも気持ち良く当たり、
もっちりな噛み応え。
量は200gほどか。
あっという間になくなってしまう。
つけ汁は醤油豚骨。
それに、葱、焦し葱、マー油、魚粉、紫蘇が入る。
魚粉のざらつきを喉に受けながらも、
強く感じるのは醤油系の出汁鹹さ。
そのまま口に含むには辛いけど、
麺に対するにはこれくらい濃くないと、だね。
でもほぼほぼを残してしまうんだが。
チャーシューは花札大、8㎜厚のバラ肉が一枚。
脂肪も適度に落ち、はらはらと軟らか。
メンマは極太の拍子木状。
薄味でしゃくりと歯が通る。
玉子半分は濃い色と味が染みている。
硬めの茹で加減。
評価は、☆5点満点で4.0(☆☆☆☆)。
永く続いているだけあって、特徴のある美味しさ。
限定も何種類か供されていて、飽きさせない工夫も秘訣なのだろう。